今回は10月29日放送の

ネーミングバラエティー

日本人のおなまえっ!

全国珍名祭り

謎解きスペシャル

振り返ってみたいと思います。

 

 

ねぶた=人形灯籠

だというそうだが、何故?

 

ねぶたねぷたの違いは

地域によって表現が異なるが、

意味合いは同じだという。

 

元青森県立郷土館学芸課長

成田敏サマによると、ねぶたは

眠いに関係があるそうで、

全国各地に眠り流しという

風習がある。

 

これは、夏の暑い盛りに

襲って来る睡魔を追い払う習慣。

 

昔の人々にとって、夏の暑い

農作業中に睡魔に襲われるのは

魔物の仕業。

 

農作業を邪魔されることは

死活問題で、眠気という魔物

「ねぷてぇ」)を川に流して

追い払おうとした。

 

青森の場合は、灯籠を作って

眠気をくっつけて流す。

 

灯籠流し・・・先祖の魂を

あの世へ送り出す。

 

青森ではそれが、汚れの

一種である悪魔を流す

意味合いに変化したと

考えられるという。

 

江戸時代のねぶたは、

旧暦の7月7日。

 

町を練り歩いた後、

灯籠を壊して川に流した。

 

その際に唱えた文句が、

「ねぶた流れろ」

 

そのために灯籠が

ねぶたとよばれるように。

 

 

   

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江戸時代 後期になると、

灯籠は人形型に変化。

 

津軽地方で行われてきた

害虫を払う虫送りと言う行事や、

祭りの山車などが関係していると

いわれている。

 

 

青森ねぶた祭りは以前、
別のおなまえだった!?

 

別のなまえとは、

港まつり

 

青森市が主催で、

昭和22年から32年まで

開催されていた。

 

青森県県民生活文化課

県歴史普及担当

中園裕さんによると、

港まつりは戦後復興を

目指す際に、青森市は

港で発展した町なので、

港に関した各種行事を

たくさん行った。

 

その中に、ねぶた祭りも

組み込まれていたそうです。

 

 

戦後10年、これからは観光産業

だとして、青森市はそこに

祭りを活用しようとした。

 

 

ところが、

 

 

津軽海峡を挟んですぐ近くの

函館にも港まつりがあった。

 

どうせやるならば、

”いちばん青森らしいまつりを”

したいと、一番目立つ、

一番人気のあるねぶた祭り

全面的に押し出す動きが

あったとか。

 

昭和33年、

青森ねぶた祭り

になった。

 

 

   

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博多どんたく港まつり

 

例年5月に開催される

博多どんたく港まつり

トレードマークは、

しゃもじと独特のお面。

 

決まったルールは一切なく、

楽しければ何でもアリの

一大仮装パレード。

 

 

どんたくとは何か?

 

教えてくれるのは福岡市博物館

学芸課長 村松利規サマによると、

どんたくは、オランダ語に由来

する言葉だという。

 

 

どんたくは、オランダ語の

ゾンターク(日曜日)

という単語。

 

それが日本に入って来て、

休日と言う意味で定着した。

 

 

どんたくという

おなまえには、

深い訳がある。

 

長谷川法世サマによると、

どんたくの前身は松囃子という

めでたい行事。

 

松囃子とは、新年を祝う

博多の行事。

 

江戸時代 この日は博多っ子に

とって超特別な一日だった。

 

 

   

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