2020年1月27日に取材された
家、ついて行ってイイですか?
深夜の川崎駅で
タクシー代をお支払する
代わりに家の中をみせてもらう
企画を振り返ります。
雨の中、傘もささない男性1人。
その方は仕事の帰り。
取材交渉されて良いと思ったけど、
家が汚いんだよ!と言われてしまうが
なんとか交渉成立。
夜11時が仕事終わりで今、
働き方改革で8時までしか
働けなくなてしまったそう。
その方は、ちょっと人に聞いて
もらいたいことがあると話す。
おなまえは、てつやさん55歳で
生まれてからずっと暮らしている家で
一人暮らしをされている。
父親が亡くなって10年、
母親は6年前に亡くされた。
今やっている居酒屋の仕事は、
元旦から始めた。
あることがあって、仕事が
続かなくなってしまったそうだが、
この歳だから最後まで勤め上げないと
と思っている。
ラグビーをやり出してから、
傘をあまり差さなくなっていた。
推定距離 14.3km 6,770円
自宅に到着
4DK 築35年 持ち家
てつやSTYLE1
玄関に壊れた自転車
古い自転車が壊れちゃったけど、
部品がないと言われて…
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てつやSTYLE2
畳の上に督促状が散乱
税金かも知れないという。
ゴミ屋敷手前だと自虐る。
てつやSTYLE3
料理はダシから作る本格派
たぬき蕎麦のダシを自分で作る。
お金ないから作らないと!
てつやSTYLE4
食材は居酒屋並みの徹底管理
冷蔵庫の中に入っている食材と
欠品の食材のマグネットを
冷蔵庫に貼ってある。
母と暮らしてた時は2人で
料理を作っていたという。
てつやさんは料理を作るのが好き、
だけど食うのは好きじゃない。
てつやSTYLE5
作った料理は近所の人におすそわけ
人にたべてもらうのが好きで、
近所の人に持っていく。
シナモンロールとかあんぱん、
ロールパンなどを持っていく。
てつやSTYLE6
台所以外の場所は かなり雑
てつやSTYLE7
プラモデル作りが趣味
てつやSTYLE8
元々は寝袋で寝ていた
てつやSTYLE9
甥っ子が大好き
てつやSTYLE10
様々な業種の飲食店に勤務
調理師免許をもっていて、
飲み屋・焼き鳥屋・とんかつ屋・
老人ホームで働いた経験がある。
昔、小学校で給食のおじさんとして
7年間位働いていた時、子ども達が
感謝して書いた手紙を今も大切に
保管している。
母親も調理師免許を持っていた。
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母は2000年から2013年の亡くなるまで
人工透析を受けていたという。
「私は一日でも生きたい。」
と、言っていたが死んでしまった。
てつやさんは「俺が殺したような
もんなのよ。」と衝撃的な発言をする。
2013年の大晦日に母が透析から
帰ってきて、「お風呂に入るね」って、
居間を横切って行ったそうだが、
10分位して長いと思ったてつやさん。
また10分経って長いと感じ、
30分位経って呼んでも返事がなく、
てつやさんはやってしまったと思った。
そうしたら、母がお風呂場で
沈んでいたので119番すると、
心臓マッサージをしてくれと
言われたけど、もう死んじゃっている。
お風呂から出て来ないし、
肩が抜けちゃう。
しょうがないから浴槽の水を抜いて、
母を何とか出して、心臓マッサージを
やっていると、肋骨を折ってるんだよね、
ボキボキ…。
嫌だと言ったけど、「やれ!」って言われて
母のアバラを折った感覚がまだずっと、
右手に残っていると涙ながらに話してくれた。
死ぬのはしょうがないけど、
最後に掛けた言葉が
「何やってんだよ。」だった。
母がおせちを作って、
栗きんとんを作ると
水飴でべとべとにしちゃって、
普段そんな事しない人が
してしまっていたので
言ってしまったがそれが
最後の言葉になってしまった。
それを凄い後悔している
てつやさん。
何もやる気がなくなって、
仕事も趣味も何も続かなくて、
仕事就いても何ヵ月で
辞めてしまった。
でもお金ないし、
やっと5年経ってダメだと気付いて、
このままじゃいけないって
分かったから立ち直れたという。
死ぬまでちゃんと真っ当に働いて、
家をすげぇカワイイ甥っ子に
残してあげたい。
甥っ子がいなかったら、
本当に死んじゃってたかもしれない。
自分が作った料理も色んな人に
食べてもらいたいと思う
てつやさんだった。
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辛い体験だったと思います。
後悔って尽きないですよね。