今回は2026年3月3日放送の
ザ!世界仰天ニュース
医師を襲った謎すぎるアレルギー
を振り返ってみたいと思います。
千葉県のあるパーキングエリアで、
毎週のように苦しむ若い男性がいた。
しかも、決まって月曜日の朝早く。
この苦しみは彼自身も全く、
見当のつかないアレルギーだったが、
それに気づかず、苦しみ続ける。
男性は現在、埼玉県の
市立病院に勤務している
消化器内科の医師。
2012年に千葉県の病院の寮で
暮らしながら、研修医として
働いていた医師。
研修医の生活は
目がまわるような忙しさ。
研修医は2年かけて多くの科を
まわり、現場で様々な経験を
積まなくてはならない。
実際の患者を相手に
技術や知識を学ぶ。
命に関わる毎日が緊張の連続で、
一刻を争う場合も。
寮に帰っても、呼び出しの電話が
いつくるか分からない。
くたくたになりながら、
横浜の実家へ。
わずか数ヵ月で体重が10㎏減。
平日は病院で働き、日曜日は実家で
ほぼ眠りっぱなしの生活を送るように。
実家では男性の大好物である
カニを用意していた。
出勤前の月曜日の朝の4時から
タラバガニをガッツリ食べて、
早朝5時に実家を出た。
6時頃に千葉県に入った辺りで、
腹痛に襲われた。
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腸が張ったような・・・
何かを出したいような・・・
痛みだった。
だが、トイレに行っても
何も出ない。
腹痛はますます、強くなる。
盲腸を疑ったが、トイレで
じっとしてると痛みが
和らいだので勤務先の病院へ。
仕事が始まると、
痛みは消えていた。
男性は年に1回、アレルギー検査を
必ず受けていた。
陽性反応が出ていたのは、
花粉と魚卵だけで、
最近は口にしていなかった。
こうして、謎の腹痛は日々の
忙しさの中で忘れられていった。
翌週、実家から病院へ向かう途中の
同じパーキングエリアで腹痛が。
しばらくすると、
ウソのように治る。
だが、次の週も腹痛。
同じ腹痛を繰り返す。
男性は忙しすぎる研修医生活の
ストレスが原因で腹痛になると、
結論づける。
ある休日、男性は友人と2人で
高級和食の店へ。
料理を楽しんだ数時間後、
あの腹痛が。
食べた物を思い出してみると、
カニだった。
実家に帰るたびに
カニを食べていた。
あまりに症状がアレルギーと
違うので、カニが原因と
気づかなかった。
改めてアレルギー検査では
カニに注目するようになったが、
カニは陰性だった。
これは、10年以上先に明らかになる
かなり珍しいアレルギー反応だった。
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謎の症状を解明したい、
自分が研究者になって
原因を突き止めたい。
そう思った男性は研修医を終えた後、
消化器内科に進み、調べ続けた。
そして、10年経ったある日、
ある論文を目にする。
その論文には、男性と似ている
症状が載っていた。
FPIES
食物蛋白誘発胃腸炎症候群
Food Protein-Induced Enterocolitis Sysndrome
特定の食材を口にして、
1時間以上経過してから
繰り返しの嘔吐など
胃腸に症状が出るFPIES。
何らかの免疫細胞が過剰に反応し、
胃腸などに炎症が起こると
考えられている。
元々、子どもに多く見られ、
問題視されているが、
成人でも発症する。
腹痛のみの場合は、診断が困難。
成人の場合は、嘔吐がない
腹痛だけの患者もいると、
議論が進んでいる最中。
従来のアレルギー検査では
判定できないので、
実際に病院で食べて
判断する場合が多い。
成人の場合、牡蠣が多い。
ノロウイルスだと思ってた人が、
FPIESの可能性もある。
FPIESのことを知った男性は、
胃腸に症状が出る
アレルギーの専門医に。
2023年に成人消化管アレルギーの
専門外来を立ち上げた。
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