今回は5月2日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
茶色の屋根の家
衛星写真で見つけた石川県
能登半島の奥にある」
ポツンと一軒家を目指し
最寄りの集落から捜索を開始。
車庫の壁造りをしていた
お父さんを発見し、
衛星写真をみてもらう。
目指すポツンと一軒家があるのは、
元々 家が5、6軒あった集落だが、
今は誰も済んでいないのではないかと
言われてしまう。
知り合いの方を紹介してもらうが、
やはり住んでいないという。
だが、ほぼ毎日通っているのだとか。
目指すポツンと一軒家は完全に
空き家になっているのではなく、
ミヤシタさんが所有し、麓の集落に
移住しているそうだ。
ミヤシタさんの家まで案内して
貰える事になり、捜索再開。
ポツンと一軒家のあるじ
ミヤシタヨネジさん77歳と
奥さんの72歳。
ミヤシタさんと交渉すると、
夫婦揃って案内して
貰えることになり、
ポツンと一軒家に到着。
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すると、屋根に積もった
雪の重みで、母屋の脇の小屋が
倒壊していた。
去年の12月24日の最後にここに来て、
翌年の3月10日まで1m以上の積雪で
上がって来られなかったそうだ。
2020年12月~2021年2月にかけて、
東北地方に降った雪は例年の
4倍~7倍に達し、1月の暴風雪では
石川県内で約8,000戸が停電。
住宅や農業用ハウスの損害被害が
多発していた。
ポツンと一軒家は、
ヨネジさんの実家。
昔は麓の集落まで小道を歩き、
片道1時間かかったが、
切り通しの道が出来たおかげで、
車で20分で行き来できるように
なったそうな。
代々、農家で1haほどの
田んぼがある。
お米は昔、60㎏で俵を
100個作っていた。
忙しい収穫期には、親戚や仲間に
手伝ってもらい、1輪車に米俵を載せて
運べない時は皆、背中に担いで、
4km先まで運んでいた。
それも、1日5~6回も
往復していた。
米農家を営むミヤシタ家の
4人兄弟の次男として誕生した
ヨネジさんは15歳の中学の
卒業式の日に母親を亡くされた。
当時、兄と姉は既に実家を
出ており、ヨネジさんは
高校進学を諦め、農家の手伝いを
しながら、母親に代わって家事を
全てこなし、弟を高校に行かせた。
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奥さんは5人兄妹の末っ子として生まれ、
中学卒業後に金沢の繊維会社に就職。
ヨネジさんと出会ったのは52年前で、
奥さんの働いていた会社の上司だった
ヨネジさんの兄の紹介だった。
出会った昭和44年に結婚。
奥さんが来た時にはまだ
道路がなく、結婚式は神社で行い、
披露宴一式は担いで上がったそうだ。
結婚3年後に切り通しの道ができ、
家まで車道が通った矢先に、
減反政策で米の出荷を制限。
44年前に家族5人で山を下り、
麓の町で借家住まいを始める。
夫婦が昼夜交代で勤めに出ながら、
ポツンと一軒家に通い、残された
田畑の世話をした。
平成3年に台風の災害で全部、
木が倒れてしまった。
その倒木で、麓の家を
建築したという。
今でも冬場以外は毎週、
夫婦で通って畑のお世話。
ミヤシタ家に代々伝わる話によると、
大家は450年前の戦国時代に建造され、
2㎞離れた集落から人力で移築。
移築されて200年以上も経過している。
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