今回は3月30日放送の

世界の何だコレ!ミステリー!?

3時間SP

新潟県五泉市 約90年前の実話

銅像になったタマ公

を振り返っていきたいと思います。

 

 

東京 渋谷駅前にあるのは忠犬ハチ公

 

新潟駅の構内には忠犬タマ公

 

話しを聞いてみると、タマ公

ヒーローみたいな存在だったり、

映画化されるべき犬。

 

学校でタマ公ミュージカルをしたり、

この辺りでゆるキャラ®になって

お菓子も販売されている。

 

多くの方に愛されているタマ公

一体なぜ忠犬になったのか?

 

 

今からおよそ90年前の実話。

 

1931年(昭和6年)新潟県五泉市(旧川内村)、

農業を営む刈田吉太郎という男性

暮していて、春から秋までは米や野菜を

作る傍ら、山菜を採ったり、収穫を終えた

冬から春にかけては山に入り、猟師を

されていた。

 

相棒となる犬がいればと考えていた

ある日、ある噂を聞いて友人の元へ。

 

オスとメスの子犬が産まれ、刈田さんは

メス犬をいたく気に入った。

 

友人にこの犬をくれないかと頼むが、

小さいしメス犬だから狩りに連れて

行くのは不向きだと言われるも、

刈田さんメスの子犬をゆずり受けた。

 

ゆずり受けた子犬は丸々太っていて、

丸いタマのようだったので、タマ

名付けられたそうだ。

 

 

タマはどんな時でも刈田さんの後を

ついてまわり、野原を駆け回っては

すくすくと成長していった。

 

愛情を注ぐ一方で、刈田さんは

決まり事を守るように厳しく教える。

 

 

   

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大切に育てられたタマは、

立派な猟犬へと成長。

 

タマが3歳を迎えると、

タマを先頭に刈田さんが

その後につづいた。

 

獲物にニオイを探していると、

タマが立ち止まった目線の先に

獲物であるヤマドリがいた。

 

ここから、連携プレイ。

 

タマが走り出して、驚いて飛び立った

ヤマドリを狙い撃つと、大きな銃声を

きっかけに雪崩が発生してしまう。

 

 

タマは雪崩から逃れるも、

刈田さんの姿はない。

 

すると、刈田さんのニオイを

頼りに探しはじめる。

 

訓練を受けた犬でさえ、

条件が良くなければ

難しいとされる

雪の中での捜索。

 

そして、刈田さんのすげ笠を

発見したが、刈田さん全身が

埋もれている。

 

必死で雪を掘り起こして、

顔が見えたが動かない。

 

するとタマは再び、

雪を掘っていく。

 

しかし、雪崩の雪は

氷のような塊もあり、

そう簡単に掘り起こせる

ことが出来ない。

 

それでもタマ

必死で掘り続けて救出。

 

雪山で起きた奇跡。

 

雪崩から飼い主の命を救った

タマの救出劇が新聞や

ラジオで報道された。

 

 

   

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だが、タマが語り継がれる

ゆえんはそれだけではない。

 

 

雪崩の2年後、猟仲間3人と

ウサギ狩りに行った時に

また雪崩に遭ってしまい、

4人とも雪に埋もれたが、

タマは雪に埋まらないですみ、

4人を雪崩から救っていた。

 

そんな刈田さんとタマ

絆の物語を後世に伝えようと、

1937年に最初の銅像が設置された。

 

現在では新潟県内に7台の

タマ公の銅像が建てられている。

 

 

   

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