今回は12月9日に放送されていた

チコちゃんに叱られる!

ダーツの「まと」ってなに?

を振り返ってみたいと

思いますので

宜しくお願い致します。

 

 

   

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詳しく教えて下さるのは、

日本ダーツ協会の常務理事で

A級指導員 小林美和さん。

 

ダーツは15世紀のイギリスで生まれ、

もともとは野外で楽しむこと。

 

その時に「まと」にしていたのが

丸太だったそう。

 

その丸太の断面にあった年輪が

現在のダーツのまと。

 

5世紀の後半、イギリスでは

バラ戦争と呼ばれる王位継承を

めぐる内乱が起こった。

 

戦争で戦っていた

イギリスの兵士たちは

その日の戦いが終わった後の

自由な時間を楽しむために

自分たちの武器を使った

ゲームを考えた。

 

それは、折れた矢や短く切った矢を

空になったぶどう酒のタルの

底に投げて腕を競う。

 

この時、まとにしていたのは

積み上げられたタルの底の部分で

単純に矢が一番真ん中の人が

勝というゲームだったと考えられるが、

何かに向かって矢を投げるというのは

ダーツとほぼ同じ。

 

このゲームが兵士の間で流行ったが、

戦争が続いていくとタルが簡単に

手に入らなくなった。

 

それは戦争が進むにつれて

兵士たちは様々な土地に移動し、

食料不足が起こったりと、

どこにでもあるような

ものでなくなったから。

 

 

   

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すると、タルの代わりに

切り倒した大木を厚めに切り出して

作った丸太のまとはぶどう酒の

タルに比べて手に入りやすく、

持ち運びやすかった。

 

適度に中心から刻まれた年輪を

目盛りにすることで得点をつけて

遊ぶようになる。

 

さらに、木のまとは長く扱っていると

乾燥によって放射状のヒビが入る。

 

これで細かいルール設定が可能に!

 

 

戦争が終わると、家や酒場などで

この遊びを楽しむようになり、

一般庶民にもだーつが広まる。

 

だが、年輪やヒビの形は

木によって違うので、

得点ルールが違う。

 

そんな中、ブライアン・ガムリン

というイギリスの方が現在につながる

点数配置を考え出した。

 

基本的に大きな数字と

小さな数字が

交互に並ぶ。

 

外側を囲む部分は

ダブルと呼ばれ、

得点が2倍に。

 

内側を囲むトリプルに

入れば、3倍に。

 

複雑な点数配置のおかげで、

緊張感あるゲームに

生まれ変わり、人気が

上がっていった。

 

一つ一つ違う丸太の「まと」

→同じ得点配置の「まと」に統一

 

こうした結果、誰もが楽しめる

ゲームとして世界中に広まり、

今ではスポーツ競技にもなっている。

 

 

木の年輪。

 

 

   

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この日の回は、

なぜ大人は足を組む?

 

食べ物に熱を加えると

茶色くなるのはなぜ?

も放送。

 

こちらも宜しければ

ご覧ください。