今回は8月13日放送の
ザ!世界仰天ニュース
8月15日花火大会の悲劇!
命を奪った大爆発
を振り返ってみたいと思います。
11年ぶりに花火大会が復活。
2013年8月15日、
かつて忘れてはならない
大事故が起きた。
福知山花火大会露天爆発事故。
その爆発で多くの人が被害に。
2013年8月15日
携行缶を携えガソリンを
買いに来た男性は、
ベビーカステラの露天商。
ガソリンは花火大会で開く
露天の発電機に使う為だった。
その頃、その花火大会に
行くことになる野球が
大好きな少年・祖父・
祖父母と親しい女性・
少年の友達がいた。
福知山を流れる由良川の
河川敷で行われる花火大会には
100以上の露店が出て、準備が
進められていた。
この日の最高気温は37.2℃
つい、炎天下にガソリンの
入った携行缶を置いた
露天商の男性。
ガソリンは‐40℃でも気化し、
そうなると、膨張により
容器内の圧力が高まり、
フタを開けた際、一気に
噴き出す危険がある。
そのため、携行缶には
ガス抜き用のネジが
ついている。
実際に携行缶にガソリンを入れ、
日なたに10分置いただけでも、
ガス抜き栓を緩めると
気化したガソリンが噴き出す。
フタを開ける際はガス抜き栓から
気化したガソリンを一度抜かなければ
危険と注意書きがしてある。
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露天商の男性は日なたに
ガソリンの入った携行缶を
置いてしまったことが、
取り返しがつかない
恐ろしい事故に発展する。
兵庫県に住む男の子と
男の子の母の妹と
母の妹の息子が花火会場へ。
ベビーカステラの露店では、
花火が始まる7:30前の6:00
過ぎから日なたに置きっぱなし。
さらに、発電機の熱風が当たり、
ガソリンの温度はさらに上昇。
6:30に少年たちが
花火会場に到着。
階段の下の方は花火が
みにくいため、座れる場所が
残っていた。
少年たちは出店へ。
日が沈んでも蒸し暑く、
下の段には発電機の熱風が。
花火大会は露天商にとって
稼ぎ時で、ガソリンのことまで
気がまわらなかったのか?
そして、あるカップルが
ガソリンの入った携行缶を
発電機の近くにずらして
座ってしまった。
しかし、熱風の関係で
その場を立ち去った。
7:00 見物客も増え、
露店は忙しさを増す。
少年は残って花火を
見ることにし、友達は
遊びに行った。
男の子・母の妹・
母の妹の息子は
ベビーカステラの屋台の
横で花火を見ることに。
花火が始まる直前、
ベビーカステラのお店の
発電機のガソリンが
切れそうだった。
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発電機のガソリンが切れ、
露天商の男性は急いで
発電機にガソリンを
入れようとした。
携行缶のガソリンは
日なたに約4時間、
さらに発電機の熱風で
熱せられていた。
ガス抜きをして細心の注意を
払わなければいけなかったのに、
男性はガス抜きをしなかった為、
噴き出したガソリンは見物客に
かかってしまった。
そして、ガソリンを
まき散らしながら、
店のコンロの火が引火。
その炎はガソリンがかかった
多くの人を襲った。
花火会場はパニックになり、
何人もが熱さに耐え切れず、
川へ飛び込んだ。
ベビーカステラ店の横にいた
男の子は右半身に熱風をあびて
酷いやけどをしていて、
すぐに病院へ。
ガソリンのすぐ近くにいた
少年と祖父母と親しい女性は
少年を必死に守ろうと
全身やけどし、2日後に
亡くなられた。
少年は爆発後にみんなと
離ればなれになって、
消防隊が来ると、
しっかり受け答えした。
この時、やけどの大部分が
一番重いⅢ度熱傷で皮膚の
神経までなくなっていたため、
痛みをあまり訴えなかったという。
少年も爆発の4日後に
亡くなられた。
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2人とも熱風を吸い込み、
気管や肺をやけどした
ためだった。
この爆発事故が原因で、
3人が亡くなった。
事故からおよそ1時間半後、
ベビーカステラ店の横で
花火を見ていた男の子の両親
が病院へ。
息子がいる病室に向かうと、
大部分のやけどはⅡ度熱傷、
わずかに神経が残っているので、
痛みが激しかった。
翌日、爆発事故は報道で
大きく取り上げられた。
夜が明けた現場には、
焼け焦げた残骸が散乱。
爆発の激しさを
物語っていた。
原因を究明するため、
警察は露天商の男性に
事情聴取したかったが、
重症で面会できない状態。
事故から1週間、少年の
皮膚は白っぽくなった。
それは表皮がほぼめくれ、
下にある真皮が
見えていたから。
およそ1か月後に退院、
2014年3月27日、露天商に
業務上過失致死傷罪の罪で
禁固5年の判決がくだった。
少年を亡くした母親は
露天商の男性から手紙も
お詫びの一言も何一つ
なかったという。