今回は8月29日放送の

クローズアップ現代+

あなたの遺骨はどこへ!?

~広がる新たな”処分”~

を振り返ってみたいと思います。

 

今、持ち主不明の遺骨が増えている!

 

コインロッカー サービスエリア

オートレース場のゴミ箱

貸し倉庫などに置き去りにされた

遺骨が自治体に引き取られる。

 

ところが、保管場所に収まらない

事態になっているのだそうです。

 

最終的には、遺骨がお墓に

収められていた時代は、

過去のものになる?

 

あなたの遺骨はどこへ!?

 

広がる新たな”処分”の

実態とは?

 

 

   

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今、遺骨を墓に収める事が出来ず

置き場に困る人が増えているという

現実が起きていると言います。

 

 

出典:2012年~2017年7月 NHK調べ

 

 

 

5年間に警察に届けられた遺骨は

411件で、リサイクルショップなどに

放置したり、引越しでやり場に困って

放置するケースは氷山の一角だそうです。

 

 

遺骨のやり場に困った人達は、

骨を粉末にして海などにまく、

散骨が行われている。

 

千葉県には、遺骨の処分を請け負う

会社があり、そこには全国から

1日5~6、多い時では8~10の

遺骨が送られてくるようです。

 

 

この会社では散骨代行サービス

として、骨壷1つ2万5千円で

家族に代わって生みに散骨を

行っている。

 

 

この会社は業界のガイドラインに

そって、遺骨をわずか10秒で

2mm以下の粉末にしている。

 

まいたとしても法律上問題はない

とされるが、そのまま置くと第三者が

見つけた時、事件化する可能性も

あるので必ず粉末状にしている。

 

20年前から広がってきた散骨は、

亡くなった人の希望を叶える為に

行われてきたが、今は保管場所が

なくて手放したいニーズが高まり、

代行サービスが急増している。

 

その業者は、100社を超えている!

 

 

電話かメールで申し込み

遺骨は郵送するだけなので

HPをみたお客さんから依頼が

増えている。

 

 

   

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散骨代行業者の舘山さんは、

遺骨を何らかの形で手放さなきゃ

いけないとか、祖先の遺骨を

何らかの形で処分しなければ

いけないとか散骨代行

ビジネスというのは理に叶った

合理的なサービスだと思うという。

 

 

墓を買う経済的余裕がない人など、

安さと手軽さで手放してしまうが、

一部だけ手元に残す人も!

 

 

集められた遺骨は、

東京湾などで価格を抑えるため

水にすぐとける紙に包んで、

まとめて行われる。

 

散骨サービスが開始されて、

利用者は2年で1000人を超えた。

 

 

 

それに対し、散骨の業界団体は

こうした状況に懸念をしめしている。

 

弔いの形で行われたことが、

遺骨の処分の受け皿になって

しまうのではないか?

 

行う人のモラルに任されている所もあり、

何でもありという風になっていく、

危機感をもっていた。

 

 

お墓がある場合も、管理する人が

いないなどの理由で撤去する

墓じまいをする人もいる。

 

墓じまい後の遺骨をどこに

持っていけばいいかわからない

相談が寄せられることも。

 

 

墓じまい代行NPO代表の

清野さんは、跡取りのない人は

御遺骨をどうしようかという問題で

沢山の人が悩んでいる方々に

救い申し上げている。

 

 

高齢で通うのが難しい、

交通費や寺との付き合い、

周りの目などで子供に

管理の負担をかけたくない

との意見もある。

 

このNPOでは、遺骨を手放す

依頼者の心情を考慮し、手作業で

粉末にしていく。

 

散骨する場所は、NPOが所有する土地

で行い、遺骨を地中に埋めるのは許可

が必要になる為、まくだけ。

 

高齢者の依頼者が多いので

立会いのないケースが

ほとんどなのだそうです。

 

 

   

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お墓が嫌な人の遺骨の行き先は、

散骨 樹木葬だけでなく、

手元に置いて置く為、

アクセサリーに加工する

手元葬などがある。

 

 

 

あふれる遺骨で自治体が

悲鳴をあげている実態がある。

 

遺骨が年間100以上入ってくる為、

ある自治体では1000人分が納められて

いる棚が限界に達している。

 

その中には、遺族が居るにも関わらず、

引取りを拒むケースがある。

 

新しい納骨堂を建てる予算もない所

では、500人分を処分する事にした。

 

それでも、1人につき1かけらで

供養になるとして2つの骨壷に

494人分をおさめた。

 

その方法とは、遺骨に混じった

金属を取り除き、高価な金属などは

業者に買い取ってもらいリサイクル

して収入を得ている。

 

 

その後、1600℃で溶かされ

10分後に溶融処理した遺骨が

石のように圧縮される。

 

この作業にかかる費用は

76万円ほどだという。