今回は10月25日放送の
ビーバップ!ハイヒール
で放送された
気象にまつわる知恵の言葉
の回を振り返って
みたいと思います。
日本には気象災害から身を守る
先人達の知恵の言葉があるという。
天気にまつわる使えることわざを、
お天気キャスター29年になる気象予報士
正木明さんが教えてくれる。
前回分はこちら
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すぐ使える お天気ことわざ
クモの巣に朝露がかかると晴れ
早朝にクモの巣や草に水滴がついていると
晴れることが多いそうで、朝露がつくのは、
夜に放射冷却とよばれる現象で地上の
温度が冷やされ、水蒸気が水滴に
変わるためなのだそうです。
放射冷却は、雲があると熱が雲に
跳ね返されるために起こらず、
放射冷却が起こるのは夜、
快晴の時で翌日もそのまま晴れる
可能性が高いという。
ツバメが低く飛ぶと雨
普段は電線ほどの高さを飛ぶツバメが、
人の目の高さ辺りの低い所を飛ぶ時、
ツバメの主食とするハエやハチなどの
餌が関係しているという。
昆虫は羽が湿っていると重く、
低い所を飛ぶようになり、
それを狙うツバメも低空を
飛ぶようになる。
それは、雨が近づいている
証拠になるのだそうです。
夕焼けの翌日は晴れ
日本の天気は西から東に変わり、
夕焼けが見えるということは、
西の空に雲がなく、翌日も晴れる
可能性が高いが、このことわざが
良く当たるのは高気圧と低気圧が
西から交互に通過する春と秋だけ
だという。
夏や冬は季節風などで天気が西から
東に変化することが少なくなる為、
夕焼けが見えても翌日が晴れとは
限らないそうです。
飛行機雲がすぐ消えないと雨
飛行機雲が長いと雨の可能性
が高いという。
飛行機の排気ガスに含まれる
水蒸気や、細かい粒子が急激に
冷やされると雲が出でき、
晴れている時は、空気が
乾燥しているので水蒸気は
すぐに蒸発、飛行機雲も
すぐに消えてしまう。
低気圧が近づき空気が湿っている時は、
長く消えずに残るため、飛行機雲が
長いと雨が近い。
魚の名前の雲が見えたら雨
うろこ雲やいわし雲などのような
ものが見えたら雨の兆し。
巻積雲が見えると、
その先には雨雲。
魚の名前の雲が多いのは、漁師が
名付けたからだといわれている。
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天気予報の真実
天気予報には賞味期限がある
気象庁の天気予報は、午前5時
午前11時 午後5時の1日3回
最新のものが発表される。
朝の出勤前の予報は、午前5時に
発表されたもので、午前11時までが
賞味期限だという。
昼からの天気は、11時以降の予報を
確認するのが天気予報の正しい使い方。
天気サイトやテレビ、新聞も気象庁から
発表される天気予報と観測データを元に
予想しているため、ネタ元は同じだという。
気象予報士はデータを独自に
解釈して伝えることが仕事。
天気マークだけを信じるべからず
新聞やTVなど、一目で
わかりやすくするため、
天気をマークで
表示しているという。
しかし、元ネタは
気象庁発表の天気予報文。
これらの文章を全て表現すると
画面がみずらく、表示を省略している
事もあるのだそうです。
「所により」は自信がない時に使用
どこかで降ることは予想できるが、
場所や時間を正確に予想するのが
難しい状況が多いという。
春から夏の季節の変わり目は、
気圧の変動が激しく、
プロも予想が難しいので
使用することが多いようです。
最低気温は最低にあらず
気温予想は24時間分ではなく、
最高気温は、9時~18時の
間で最高の温度。
最低気温は、0時~9時の間で
最低の温度。
9時以降の最低温度は
予報されていない。
夜に出掛ける時は、翌日の
最低気温を確認した方が
良いそうです。
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