今回は9月14日放送の
新説!所JAPAN
今さら聞けない
スマホの使い方
伊右衛門の改良
を振り返って
みたいと思います。
教えてくれるのはiPhone芸人の
かじがや卓哉さん。
かじがやさんは、スマホの攻略本を
6冊出版していて、講演会は常に満席。
今、芸能界でスマホを最も知る男。
片手で文字が打ちづらい
かじがやさんによると
iPhoneの場合は、
左下の地球儀のマークを長押しする。
上記の画面が出て、
一番下のキーボードの位置を
選択する。
左手で入力される人は左側、
右で入力する方は右側で離すと、
キーボードが選択した側に寄る。
同じ文字を連続で打つ時、
時間がかかる
解決テクニックを
知らない人は8割。
打ちたい文字に触れ、
指を離さずに上下左右へ
1度スライドしてから指を離す。
「カギカッコ」を打つとき
時間がかかる
解決テクニックを
知らない人は5割。
「や」を長押しすると、
左側にスライドさせると
「が打てる。
まだ、あまり使われていない
音声入力はマイクのマークを押す。
2011年頃 Siriが登場以来、
人が話す言葉の学習を
積み重ねたことで、
格段にレベルが
上がっている。
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今年の4月、サントリーさんの
伊右衛門が2004年の発売以来、
最大の改良をした。
サントリー食品インターナショナル
ブランド開発事業部の阿比留さんによると、
売り上げ自体が下がって、
このままいくとお得意様からの
お取り扱いがなくなってしまう
危機感もある状況から改良を
することにしたという。
リニューアルしたあと、
昨年の同じ時期に比べると、
約1.5倍の水準になっているそうだ。
伊右衛門の救世主になったのは、
サントリー食品インターナショナル
商品開発部入社10年目の上本さん34歳。
それは、「茶色」から「緑色」への
改良と味わいの両立が求められた。
これまでペットボトルの緑茶は、
伊右衛門に限らず、「緑茶」と、
うたいながらも「茶色」が普通だった。
お茶は空気に触れると
酸化して茶色くなる。
ペットボトルでの製造だと、
緑茶を作る工程の中に強い
熱をかけることになる。
殺菌処理の過程で熱処理すると、
一気に茶色くなってしまう。
サントリーさんは酵母に関する
知識が豊富な企業で、ある酵母の
成分を加えると、熱処理でおこる
茶色くなる問題は解決される。
上本さんは伊右衛門を共同開発してきた
1790年創業の老舗茶舗 福寿園を訪れる。
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福寿園には伊右衛門の発売当時から、
茶葉の選定やブレンドを行う
お茶の匠 谷口さんがいる。
上本さんは1か月かけて完成させた
試作品を谷口さんに試飲してもらうと、
全否定されてしまった。
最大の問題は、
お茶の主成分の1つ「カテキン」。
カテキンを抽出し、香・味を
出そうとすると茶色に。
緑色を強調すれば味わいから
遠ざかってしまう。
上本さんの試作品は、カテキンの量を
やや控えめにしていて、
うま味や渋みなど、
味わいの厚みの部分で茶匠を
納得させられなかった。
上本さんはその後も試作品を
作り続けていると、
身の回りの色んな物が緑色に
見えるようになってしまったり、
彼女にも別れを告げられてしまう。
あるとき、上本さんは上司から
お茶の本質がなんなのかって
いうことを思い出させて下さる
貴重な一言を聞いた。
お茶の基本は、
豊かなうま味と穏やかな渋み。
そこで、一番茶の茶葉・抹茶の
茶葉を増やし、成分の抽出時間を工夫。
カテキンの抽出量を抑えながら、
渋み・うま味を多く出せ、
鮮やかな緑色を保たせた結果、
上手くいった。
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