今回は11月20日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
横並びに3棟?
家の前まで道路が
家の裏に広い畑が
衛星写真で見つけた宮崎県の
ポツンと一軒家。
最寄りの集落に到着後、
お父さんを発見したので
衛星写真を見てもらうと、
目指すポツンと一軒家には
かつて椎茸農家をしていた
80歳位のなすよしはるさんが
夫婦2人で暮しているのでは
ないかという。
だが、違うかもしれないと
区長をしているという
父親に確認して貰える事に。
すると、そこはなすさんの
家ではなく、別々の家が
密接して建つ2軒の家だった。
2軒横並びで建つ家の1軒は
ナスマチコさん。
そして、もう1軒が
ナスミチコさん。
名字は同じだが、親戚ではない。
どちらも80代で、
1人暮らしだという。
区長をしているお父さんに
案内して貰える事になり、
捜索再開。
悪路を進みながら、
ポツンと一軒家に辿り着いた。
衛星写真で2軒並びの上側に
写っている家のあるじ、
なすまちこさん88歳。
衛星写真では下側に写っていた
家のあるじ、なすみつこさん
81歳でミチコさんではなかった。
案内してもらった
区長さんとお別れ。
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なすまちこさんは23歳の時に
小学校時代から同級生だった
男性と結婚。
まちこさんが嫁いできた時に、
茅葺屋根だったお家を建て替えた。
築65年で材料は上の山から切って、
落として、山師さんが柱を
丁能でカツカツと削った。
なす家では畑を耕したり、
トウモロコシ・大豆や小豆を
自給自足のために育てた。
生活費は主に下刈り。
その他には、椎茸の原木栽培や
牛の肥育など、様々な仕事を
掛け持ちして暮していたのだそう。
母屋の隣に建っているのは
かつての牛小屋で、捜索隊が
ここに着いた時に最初に見つけた
青いトタン張りの小屋は、
椎茸の乾燥小屋。
22年前に夫が67歳で他界し、
今は家の前の小さな畑で
自家用の野菜を栽培している。
家の中は和室をキッチンに改装、
風呂場と便所は別に建て替えたという。
まちこさんのお兄さんは建具職人で、
家の仏壇と神棚も造った。
神棚に御神体として供えられた
神楽面は普段、滅多に開けない
箱を開けて見せてもらった。
20年前までは毎年11月に
大勢の人がなす家に
集まって、夕方から翌日の
明け方まで夜通し神楽を舞った
夜神楽が行われていた。
まちこさんの夫は家の安全を
守る神様として祀られている
荒神様のお面をつけて舞った。
43年の結婚生活で1度も
ケンカをしたことがないほど
仲が良かった夫婦。
22年前からは、まちこさんが
嫁いできたこの家を守り続けている。
まちこさんがお墓参りを終えて
家に戻ると、まちこさんの娘さん
(長女)の姿があった。
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娘さんのお兄さんは
若くして亡くなり、
車で2時間ほど離れた町から
1人暮らしの母親の様子を見に
仕事の合間を縫って、実家に
帰って来ているという。
娘さんは母親が1人でいても、
安心していられるのは、隣に
みつこさんがいるから。
そのみつこさんもまちこさんと
同じく、この山奥の家に嫁いできた。
8人兄妹の四女として生まれた
みつこさんはかつて、山口県に
住んでいたが、父親の定年を機に
両親の生まれ故郷のこの土地に
一家で戻ってきた。
19歳の時に戻ってきたみつこさんは
翌年、5歳上の従兄弟と結婚。
母親の実家である
このなす家に嫁いだ。
昔、隣も茅葺き屋根で
同時に建築された。
みつこさんの家の障子や
建具などを製作したのも、
まちこさんの兄だった。
2つ並んだ仏壇と神棚も
隣家と同じで、
まちこさんのお兄さんが
造っていた。
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