今回は、5月6日放送の
日本人のおなまえっ!
第4弾!!ヒット曲のギモン!
真相直撃SP
を振り返ってみたいと思います。
いい日旅立ち / 山口百恵
生みの親 谷村新司サマに聞く、
いい日旅立ちとはどんな日?
谷村さんによると、みんなが自由に
卒業式の歌だと思えば、卒業式の
歌でもあるし、その人が楽しい歌だと
思えば楽しい歌で、悲しいと思えば…
聴いた人の自由にイメージして
もらうのだそう。
僕の詞の書き方は相手に絶対、
強制しない・物語を決めて
しまわないという。
旅立ちとは、何処へ?
谷村さんによると、方角によって
その時の心って違う。
東へ向かう時は、
希望に満ちたもの
を求めている。
南に向かう時は、
楽しみに出会いたい。
西はやすらぎ、北は厳しさ。
詞の中に書き込んでいったのは、
自分自身と向き合っていくって
いうようなニュアンスの
歌詞だという。
この後の内容はこちらと
同じものが多いので、
合わせて読みいただけると
幸いです。
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シクラメンのかほり / 布施明
生みの親 小椋佳サマに香りの少ない
シクラメンなのに、何故このタイトルに
したのか?を聞いてみると、わざと
だと答えていた。
小椋佳さんによると、作詞家として
意図するところがある。
言葉がたくさん並んでいますけど、
借り物の言葉が多く、使っている
言葉のほとんどは北村白秋先生の
「北村白秋全六巻」という詩集から。
「今でも新鮮に響くよね」という言葉に、
片っ端から黄色いマークを付けて、
“暮れ惑う”とか“暮れなずむ”など、
動詞2つをつけて1つの言葉にするのは、
北村白秋さんのよくやった手法。
シクラメンのかほりでも、
随分使っているという。
また、歌いだしの
♪真綿色したシクラメンほど
清しいものはない
という印象的なフレーズは、
エルヴィス・プレスリーの
MARY IN THE MORNIGという
歌の始まりが、「朝日見る君ほど
ステキな人はいない」から、
北原白秋とプレスリーの本当に
借り物で、後ろめたい歌。
この詞は「ウソがあります」と
告白しておかないと、気が済まなく
なってきそうだ。
♪うす紫のシクラメンほど
って始まるが、シクラメンの
花には匂いが無い。
無いモノ、無いモノを出して、
ウソばっかりですよと、
告白しているそう。
そのため、小椋さん自ら歌う事無く
ほぼ、お蔵入り状態になった。
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シクラメンのかほりという曲は
本命曲 淋しい時のカップリングで、
たまたま提供した曲だった。
小椋さんへの相談なしに、
いつの間にかA面とB面が
入れ替わって、
ミリオンセールスを突破。
その年の1975年に、
レコード大賞を受賞。
さらに、曲の影響で
品種改良によって
紫色のシクラメンが
開発されていた。
昭和の歌謡曲のタイトルに
「酒」のつくものが多すぎ?
小林幸子サマが調査!
演歌を中心に日本の大衆音楽を
研究する大阪大学 文学部 教授
輪島裕介さんによると、
演歌誕生の歴史が深く関わって
いるという。
明治時代から存在し、全国各地
多くの酒場で流行歌を
歌っていた演歌師。
彼らの歌が生み出す独特な
世界観が、人気を集めた。
演歌が幅広く浸透したのは、
60年代後半の高度経済成長期で
バリバリ働いていた。
そんながむしゃらに働く人々が
求めるひと時の安らぎが演歌とお酒。
口には言えないモノを
みんな抱えていて、
それを酒場で打ち明ける
みたいなのが日本の男性に
とっては、慰安であったり、
憂さ晴らしだったり、
時代の雰囲気というか
空気と結びついていたという。
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