今回は6月22日放送の
ザ!世界仰天ニュース
毒物の魅力に取りつかれた男
を振り返ってみたいと思います。
毒の研究に取りつかれた殺人犯
グレアム・ヤングはイギリス史上
最悪の毒殺魔。
その男が毒物に興味を
持ってしまったのは、
幼少期にあった!?
グレアムが生まれてすぐに
実の母は結核で亡くなった。
3年後に父が再婚するも、
グレアムは孤独だったようだ。
部屋にこもる息子に父が、
プレゼントした化学実験セットに
グレアムは夢中になる。
薬品を混ぜると、色が変化し、
興味が湧いて、あらゆるものが
どんな薬品で出来ているのかが
気になり、調べ始める。
そして、中学生になった頃には
身のまわりの化学製品の成分を
ほとんど把握していたという。
やがて、化学で成績優秀だった
グレアムは理科の実験室が
自由に使える特権が与えられる。
そして、一線を越えていく。
マウス実験で毒物の効果が、
目で見てわかることに興奮する。
死んでいく様子を観察し、
詳細をノートに記録すると、
ある欲望が生まれる。
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13歳の時、ウソをついて
手に入れた猛毒をマウスではなく、
人間で試してみたくなる。
学校の友人で試してみると、
友人は激しい腹痛に襲われ、
少量の毒だったので大事には
至らなかったが、その様子を
グレアムは冷静に観察した。
欲求はさらにエスカレートし、
毒の量を増やしたらどうなるかを、
父が再婚した母で試す。
実はグレアムは新しい母に
冷たくされた悲しい思いを
晴らすかのように、最初は
少量にして優しい息子を装って、
少しずつ毒を飲ませた。
こうして人体実験を行い、
毒の効果を研究した。
もっと強い毒を大量に料理に混ぜ、
食べさせ、新しい母の苦しむ姿を
観察していると、彼女はそのまま
息を引き取った。
そして、グレアムは父に
母は魂の安らぎを得られるように
土葬ではなく火葬を提案すると、
受け入れられて完全犯罪が成立。
毒に取りつかれたグレアムは
父と姉に別の毒物で実験する。
その頃、学校の教師は実験室で
グレアムの観察ノートを発見すると、
そこには人体実験した詳細なデータが!
グレアムは14歳と8ヵ月の時に、
父と姉に対する殺人未遂で逮捕された。
義理の母に関しては
追及出来ず。
23歳で出所した後、
グレアムが入社した会社で
人体実験が続く。
突然、苦しみだす同僚、
そして2人が死亡。
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しかし、この頃になると
遺体解剖では原因はわからない程、
毒の知識が広がっていた。
その後も、髪の毛がごっそり抜け、
幻覚で苦しむ仲間が増えていく。
胃がピンで刺されたような痛みに
苦しむ人もいて、会社は
原因究明に動く。
すると、会社側で
考えられる原因を
3つ示す。
①放射能汚染
②重金属中毒(鉛・ヒ素など)
③未知のウイルス
だが、最初の2つに関しては
検査により、ほぼ考えられない。
すると、グレアムは重金属中毒が
原因ではないと言い切れるのか?
犠牲者の症状は重金属中毒の症状に
当てはまっていると、
知識をひけらかす。
そして、グレアムは逮捕されて
最も重い終身刑になったという。
その後、警察は獄中のグレアムに
ある少女が何かの毒物で苦しんでいる、
原因はわかるか?と、聞いた。
するとグレアムは、そのままなら
その子は死ぬが、ある物質を
投与すれば便と一緒に体外へ
出ると教えた。
警察がグレアムに聞いたのは、
1歳6か月の少女。
突如、自力で立なくなり、
高熱で意識は朦朧。
容体は悪化し、血圧も高くて
息遣いも荒かった。
このように毒物の知識で
警察に協力することも
あったというグレアムだが、
43歳の誕生日目前に
刑務所内で死亡。
死因は心臓発作とされたが、
なんらかの毒を自分で試した?
ともされているそうです。
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