今回は9月9日放送の

世界の何だコレ!ミステリー

忠犬ハチ公“感動物語”に

隠された壮絶秘話

を振り返っていきたいと思います。

 

 

前文

 

 

そんなある日、夕食の時間には

必ず返って来るハチが帰ってこない。

 

夜も更けた頃、ハチは度々

夜中に帰るようになった。

 

そして、ハチにそっくりな犬を

渋谷で見かけたという情報が入ると、

八重子さんは主人を迎えに行って

いるのではないかと思った。

 

 

八重子さんは、渋谷に住む

小林菊三郎さんの家を訪れる。

 

小林さんは上野家に

出入りしていた植木職人。

 

八重子さんは世田谷の家より、

ハチの幸せを願って渋谷駅に

近い家にいた方が良い、

小林さんに預かってもらう。

 

 

この頃からハチが渋谷駅で

待つようになった。

 

 

小林の家でお世話になる

ハチは1972年秋頃に

毎日のように渋谷駅に

向かったが、

厄介者扱いされたり、

大人しい事をいいことに

高価な胴輪を盗む者もいた。

 

 

   

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胴輪のないハチは野犬と間違われ、

捕獲されそうになったり、

足で蹴られたり、水をかけられたり、

顔に落書きされたり…。

 

渋谷に来てからも厄介者扱いされる

日々は5年続き、他の犬に噛まれて

左耳がたれてしまったことも。

 

 

1932年10月1日、当時の渋谷町が

渋谷区になると、とある新聞記事に

ハチ公は犬としては高齢だが、ほぼ

1日も欠かさず、帰らぬ主人をこの駅で

待ち続けている。

 

その翌日から、世代を問わず可愛がられ、

小学生ハチ公の頭をなでるため、

順番待ちの列ができる。

 

駅には手紙やお金が届くことも。

 

やっと人々に愛されてきたが、

10歳の老犬なので、亡き主人

待ち続けたハチ公の物語を

長く後世に残したいという声が高まり、

銅像を製作ることが決まる。

 

 

1934年4月21日、ハチ公像の除幕式。

 

1935年3月8日の早朝、ハチ

改札口とは反対側の路上で

ひっそりと亡くなっていたのを

発見されたという。

 

享年11歳。

 

 

   

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約7年半、ハチは渋谷駅で

上野博士を待ち続けた。

 

そして八重子さんは

首に黒と白のリボンを

ハチの銅像に巻いて、

その生涯を閉じたことを

人々に知らせた。

 

ハチ公像の前には、

約3,000人が集まった。

 

 

その亡き骸は、国立科学博物館で

剥製となり、現在も保存されている。

 

 

ハチの慰霊碑は青山霊園の

上野博士のお墓の隣に建てられ、

再び会うことができた。

 

 

最後まで見守り続けた

八重子さんにも奇跡が起きた!?

 

生前の八重子さんの願いは、

私のような者が先生のお墓に

入れてもらえないことはわかっているが、

せめて先生のお墓の横にある

灯籠の下でいいので、私の骨を

埋めてもらいたい。

 

先生ハチに会いたい。

 

 

八重子さんが亡くなって55年後、

渋谷で開かれたハチの展示会を

きっかけに関係者が働きかけ、

青山霊園にある上野博士のお墓に

八重子さんの遺骨が納められた。

 

 

   

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