今回は5月22日放送の

日本全国大捜索‼

ポツンと一軒家

を振り返ってみます。

 

 

 

 

 

衛星写真を拡大すると見えてくる、

山奥にポツンと建つ一軒家に

スポットを当てる番組。

 

 

 

広大な敷地

3カ所に建物が密集

広い範囲で木を伐採

衛星写真で見つけた和歌山県の

ポツンと一軒家を目指し、

最寄りの集落から捜索開始。

 

 

美しい棚田が広がる山間の小さな集落。

 

急な山の斜面を削って出た石を

積んでつくった棚田だが、

集落の高齢化が進んで

休耕田になってしまっている

田んぼも多いそうです。

 

さんを発見したので、

衛星写真を見てもらうと、

これは住んでいないかな?

と言われてしまう。

 

空き家だと思ったのは

別の家だったようで、

衛星写真のポツンと一軒家

には80歳位のうしろひかるさんが

夫婦2人で暮しているらしい。

 

さんに先導して貰い、

辿り着いた。

 

 

 

 

衛星写真に写る少し距離をとって

建っていた建物は、それぞれ

持ち主が違う3軒。

 

他の2軒の家は

15年前から空き家。

 

家の前には等身大の

人形が何体も置いてある。

 

留守だったため、

数日後に伺う。

 

 

優しい笑顔で迎えてくれた

ポツンと一軒家あるじ

うしろひかるさん82歳と

さん74歳。

 

人形の正体は案山子。

 

 

   

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うしろ家の5人兄弟の

次男として和歌山県の

橋本市で誕生した

ひかるさん。

 

終戦後のひかるさんが6歳の時に

当時、祖父母が暮していた

山奥の一軒家に移住。

 

中学卒業後、田んぼの

手伝いをしながら

林業に従事していたが、

23歳で実家を出て、

鉄工所に就職。

 

親が高齢になって和歌山市へ

連れて行ったが、自分が居た土地で

最期を見送る方がいいだろうと、

22年前に帰郷。

 

戦後しばらくはさんの生家も含めて

25世帯 約160人が生活していた集落。

 

だが、過疎化が進んで15年前に

うしろさん夫婦2人だけになる。

 

うしろ家からさらに500mほど

山の奥に入った家で生まれ育った

さんは小学2年生の時に

三重県に移住したが、22歳の時に

当時まだ集落に残っていた親戚

ひかるさんを紹介されて結婚した。

 

2人の子どもを育てあげて、

ひかるさんが仕事を辞めた

60歳の時に同居していた

和歌山市内から5年ほど空き家に

していた実家に戻って生活。

 

その翌年、が亡くなり

2人暮らしになった。

 

 

2011年9月に紀伊半島一帯を

襲った紀伊半島大水害、

台風12号の消え奥的豪雨により、

和歌山・奈良・三重で大規模な

土砂災害が発生した。

 

 

   

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当時、うしろ家のすぐ側の

山も崩れ、幸い家には被害が

なかったが、家に続く道が

土砂に埋もれて1年間、

通行不能に。

 

崩落後、自力で歩くを

つくった。

 

庭の小さな池で金魚や

メダカを飼っているが、

鰻も飼育している。

 

築百年以上経つ母屋は

四畳半の台所と四畳半の居間。

 

そして四畳半の

寝室があるだけ。

 

うしろ家の畑では、

ブロッコリー・小松菜・

サラダ菜・キャベツ・

高菜など30種類の野菜栽培と

有機肥料も自作していた。

 

 

野菜の他にも、

養蜂もしている。

 

春に新しい女王蜂が誕生すると、

母親の女王蜂が新しい巣を作り

半数の働き蜂を連れて移動する

分蜂をするのだそう。

 

最近、山に咲く野花が

めっきり少なくなり、

密が取れない事もあるので、

ミツバチがちゃんと花の密を

集めるように花も栽培している。

 

かつて至る所にササユリが

咲いていた山の景色を

蘇らせたい夫婦

栽培方法を研究しているが、

環境の変化に敏感で病害虫に

弱いので育てるのが難しい。

 

2人が子どもの頃には、この山で

当たり前に見ていた美しい

景色を取り戻したい。

 

そのために夫婦が力を合わせて

地道お世話を続けるが、

決して苦にはならない。

 

それは経済的な物じゃなく、

心豊かに生きなあかん。

 

それが無かったら

田舎で住む価値が無い。

 

かえってしんどくなって

苦しくなるから、

そっちへ気持ちを

向けるのが大事だという。

 

 

   

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