今回は7月3日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
里見八犬伝の舞台となった地域
綺麗に整備された敷地
大きい建物が3棟
小さい建物も数棟
いくつも田畑が
衛星写真で見つけた千葉県の
ポツンと一軒家を目指し、
最寄りの集落から捜索開始。
バイクが停まっている近くで
作業しているお母さんを発見。
お母さん衛星写真を
見てもらう前に、
1軒しか住んでいないと
心当たりのポツンと一軒家が
あるようだ。
目指すポツンと一軒家が
ある辺りは元々、7、8軒の
集落だったそうだが、今も
人が住んでいるのは1軒のみで、
夫婦2人が暮しているという。
颯爽とバイクを乗りこなす
ポツンと一軒家の道を尋ねた
お母さんは昭和6年生まれの91歳。
自宅から3㎞離れた畑まで、
毎日のようにバイク通勤している。
捜索を再開し、険しい崖道を
右にも左にも脱輪しないように
慎重に走行していると、
バイクに乗った郵便局員さんと
すれ違いながら進んでいく。
番組史上最高レベル!?の
5つめの急カーブを曲がり、
数棟の廃墟の先に
ポツンと一軒家があった。
突然現れた捜索隊に驚いた様子の
ポツンと一軒家のあるじ
たかはしさだおさん83歳。
昔は7軒の集落だったが、
昨年にお隣さんが亡くなって、
たかはし家1軒だけに。
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たかはし家は元々、稲作・
酪農・菜の花栽培を兼業。
ところが、酪農は24年前、
稲作は10年前に廃業。
今は家の前の田んぼ1つで
夫婦で食べる分だけのお米を
作り、周囲の畑で菜の花を栽培し、
出荷しているという。
菜の花は千葉県の県花でもあり、
温暖な気候の南房総では古くから
生産が盛んで、この山の上の
集落でも7軒全戸が菜の花を栽培。
3月3日の桃の節句に
桃の花と一緒に飾られることも
多い菜の花は食用以外にも、
観賞用としても人気。
麓の農家 6人兄妹の三男として
生まれたさだおさんは24歳の時、
たかはし家に婿入り
たかはし家の三姉妹の
次女として生まれた
奥さんは姉が
生後すぐに亡くなり、
長女同然に育てられて
高校卒業後も実家で
農家の手伝いをされていた。
後継ぎがいなかった
たかはし家にさだおさんが
婿養子に入る形で2人は結婚。
麓にある同じ小学校に通う
幼馴染だった2人、男の子2人を
授かり、さだおさんはたかはし家で
農家を手伝いながら、農機具の
整備士として働き、60歳で退職。
その後も70歳まで
土木工事の現場に勤めた。
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たかはし家の広い敷地には
築120年の母屋の他にも、
酪農をしていた頃の牛舎など、
古い建物がいくつも残っている。
元農機具の整備士だった
さだおさんは半世紀前の
農作業車を自ら整備し、
落ち葉清掃や土砂の撤去に
利用している。
築120年の母屋と田畑を
挟んだ向かいに、トタン屋根を
かぶせた古い小屋が3棟並んで
建っている。
農機具を見せてもらっていると、
さだおさんに救助要請が入り、
捜索隊も同行。
現場に向かうと、軽自動車が
落ち葉で見えづらくなっていた
溝にタイヤがはまってしまっていた。
さだおさん自身が車で事故を
起こしたことは1度もないが、
脱輪救助は3回目。
だが、さだおさん70歳の時に
土木作業中に上から300㎏の
石が落ちてきて、左足を折る
大怪我をした。
平成27には食道がんの
手術をされていた。
夫婦で寄り添って互いを
思いやり、支え合って
生きてきた。
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