今回は、2月21日放送された
カズレーザーと学ぶ。
記憶を振り返って
いきたいと思いますので
宜しくお願いいたします。
光で記憶操作!?
オプトジェネティクスの新発見
東京大学 定量生命科学研究所
准教授 奥山輝大先生によると、
実際に神経細胞の活動を観察する
実験からわかったのは海馬の中の
細胞を①~⑩までの10個の細胞
だというようにする。
③⑥⑨でカズレーザーさんの記憶、
②⑤⑧で斉藤慎二さんの記憶って
いうような感じで神経細胞の
組み合わせで、それぞれの
相手のことを覚えている。
神経細胞の組み合わせで
情報を記憶
地道な実験から神経細胞の
どの細胞にどの記憶が
あるのかもわかるように。
気持ちいい感情と相手の記憶が
結びついていて、今度は好きになって、
どんどん近づいていく。
チャネルロドプシンという
タンパク質を使って、神経細胞の
操作をする。
チャネルとは、細胞の活動を
制御するタンパク質で、
狙った細胞で機能させると、
わずか1㎜以下のの範囲に
光をあてることで、神経細胞を
自由に刺激することができる。
初めての相手に会ったときの
神経細胞の活動を事前に記録。
相手のことを仮に忘れてしまった
後だったとしても、その神経細胞に
光をあてて、チャネルロドプシンで
機能させてあげると、
記憶が思いだせる。
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奥山先生の専門は、
記憶の書き換え・記憶の消去を
マウスを使って全て行っている。
脳の中では2つの情報が
同時に来た時には、
その情報をつなぎ合わせる
というような機能を持っている。
マウスにある部屋で
電気ショックを与えると、
次の日 その部屋の中に入ると、
マウスはその部屋が怖くて
すくみ行動を起こす。
その後、光を使って
チャネルロドプシンで
刺激すると、ここは
怖いと思い出す。
その時に逆に嬉しい記憶、
たとえば異性に会って
楽しかった記憶を加えると、
嫌だったという記憶を
異性に会った楽しい記憶と
徐々に書き換えられていく
ということを見つけている。
その細胞を殺したときに、
他の事に全く影響がないかと
いうのは今の段階ではわからない。
もの忘れというような症状が
出てくるが、この時 海馬の中には
まだ記憶は存在していて、その
記憶にアクセスできないだけ
ということがわかってきた。
後期アルツハイマー
→神経細胞が死滅し欠落
細胞がなくなってしまったら、
思い出せない。
澤田誠先生によると、
アルツハイマー病というのは
アミロイドβがきっかけになって、
他の色々なタンパク質が働いて
神経が死んでしまう。
ミクログリアというのは、
それを食べて排除する
役割もしている。
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ところがミクログリアが
あんまり働かないと、
それが溜まってしまい、
神経が死んできてしまう。
そうすると、逆に
ミクログリアはこの神経は
だめだろうとアミロイドβに
冒された細胞を食べて
記憶の痕跡を消す。
奥山先生によると、
早期アルツハイマー
光刺激あり→思い出せる
光刺激なし→思い出せない
オプトジェネティクスで
長期増強を強くする。
長期増強とは、
細胞と細胞のつながりを
強くする。
その後で光を当てて
なかったとしても
記憶が思い出せる。
初期アルツハイマーの
場合には、この処方を使えば
将来的には治療ができるかも
しれない。
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