今回は3月5日放送の

日本全国大捜索‼

ポツンと一軒家

を振り返ってみます。

 

 

 

衛星写真を拡大すると見えてくる、

山奥にポツンと建つ一軒家に

スポットを当てる番組。

 

 

 

青い屋根と白い屋根の建物

整備された広い敷地が

家の前を通る道路が

衛星写真で見つけた宮城県の

ポツンと一軒家を目指し、

最寄りの集落から捜索開始。

 

最寄り集落に倒着、

発見した女性に衛星写真を

見てもらおうとするが、

にはわからないかもしれないと、

地元に詳しいご近所さんの家まで

連れて行ってくれた。

 

目指すポツンと一軒家は人が暮らす

住宅ではなく、東日本大震災の

災害ボランティアで来た県外の人

羊を飼っている飼育場らしい。

 

捜索再開し、

目指すポツンと一軒家

辿り着いた。

 

 

 

 

誰もいないようなので、

一旦 山を下りて出直す。

 

もう一度、道を聞いた麓の

お宅を訪ねると、先ほどは

いなかったご主人が丁度

羊に餌をやりに来る時間だからと、

持ち主を知るご主人が一緒に

同行してくれることになった。

 

目指すポツンと一軒家

辿り着くと、男性が羊に

餌をあげていた。

 

羊の餌やりが忙しい中、

迎えてくれたのは

かないゆうひさん31歳。

 

同行してくれた

主人と別れる。

 

東日本大震災が起きた翌年、

かねとうさんが中心となり、

災害ボランティアで集まった

有志が南三陸町で復興支援の

NPO法人を設立。

 

 

   

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その活動資金を得るために、

羊を飼育した。

 

最初は、麓にある牧場で羊25頭を

飼い始めたが、徐々に数が増えていき、

手狭になったため、35年前まで

牛の牧場として使用されていた

この山の跡地を借り、2年前から

ここでも羊を飼育している。

 

 

長野県で工業用の部品の製造業を営む

かない家の3人兄妹の次男として生まれた

ゆうひさんは、地元の高校を卒業後、

東京の大学へ進学。

 

上京して1年後の春休み、

2011年3月11日東日本大震災が発生。

 

あれだけの震災で

もの凄い衝撃を受けて、

何かしたいと思った時、

学生向けの災害ボランティアに

いろんな大学の学生が集まって、

被災地でお手伝いを行った。

 

瓦礫の撤去や海岸清掃、

子どもの遊具造りを

やってきたそうだ。

 

春休みが明け、

大学2年生になってからも、

時間を見つけて被災地へ

通い続けた。

 

大学を中退し、復興活動に

専念すると決めたゆうひさんは、

南三陸町に移住。

 

当時、復興支援の資金調達のために

羊の飼育をはじめたNPO法人

「さとうみファーム」の一員となる。

 

「さとうみファーム」設立後11年、

今も残っているメンバーは3人。

 

この山の上の羊牧場を

ゆうひさん1人で

管理している

 

 

   

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35年前までは水道・電気は

完備されていたようだが、

現在は水道・電気ともに不通。

 

そのため、羊150頭分の

飲み水300ℓ以上を

麓の牧場からタンクに入れて

運搬している。

 

 

オーストラリアに

ソルトブッシュラムという羊がいて、

ミネラルたっぷり含んだ草を食べた

羊がブランド羊として販売されている。

 

たまたま、漁師のお手伝いで

メカブ削ぎをしていた所、

大量に余る茎が廃棄されてしまう

ことを知り、有効活用できないかと

思い、羊の餌に使うと、

美味しい肉が出来た。

 

味覚センサーで調べた所、

旨味成分がグーンとアップする

ことがわかったそうだ。

 

それは、南三陸わかめ羊と言い、

直売やネット販売されている。

 

1人で190頭の羊の毛を刈っている

ゆうひさん、刈り取った羊の毛は

地元の主婦の皆さんに協力して貰い、

セーターや帽子、バッグなどを製作。

 

イベントで販売していたが、

コロナ禍でそのイベントが中止となり、

去年からは原毛のまま専門業者

卸している。

 

 

   

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