今回は5月28日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
森に埋もれた敷地
大小２棟の建物
家の前に畑？
家の脇に判別不能な一画が
衛星写真で見つけた静岡県の
ポツンと一軒家を目指し、
最寄りの集落から捜索開始。
最寄り集落に倒着すると、
真正面に富士山が見えた。
最初に道を聞いた男性は、
目指すポツンと一軒家の先に
実家のお墓があり、年に何度も
その家の前を通るという。
母なら詳しいことがわかると、
案内してくれた。
お母さんの話によると、
目指すポツンと一軒家のあるじは
やまぐちさんで、以前は麓の町で
ラーメン屋さんを営んでいたが、
今は娘さん一家が住む
ニュージーランドに渡って、
暮しているのではないかという。
ただ、今年の正月にお墓参りに
行った時にやまぐちさんの姿を
見かけたので、行ったり来たり
しているのではないかと教わる。
道を教えてもらい、
捜索再開。
橋を渡るとすぐ、
赤い屋根の家があり、
その手前に山に入る道を進む。
２本目の橋を渡ると、
狭く急な上り坂の先の
ポツンと一軒家に
辿り着いた。
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笑顔で迎えてくれた
ポツンと一軒家のあるじ
やまぐちのぶゆきさん72歳。
日本が寒くなると、
ニュージーランド行って、
ニュージーランドが
寒くなってくると、
日本に来るような
感じだという。
コロナで飛行機が飛ばず、
3年ぶりの帰国だったそうだ。
本当は11月にニュージーランドに
戻らなきゃならなかったけど、
帰って来たらあちこち草ボーボーで
渡航を延期することに。
やまぐちさんはここで生まれて
育ち、町の中でほうちんろう
というラーメン店を経営していた。
だが、今はやめて、
ニュージーランドに
2軒お店を持っている。
そのお店の名前は、
Ramen TAKARA。
地元の中学校を卒業すると、
親の知り合いの紹介で
横浜にある中華料理店
「宝珍楼」に就職。
20歳の時に地元の中華料理店に
移ると、ほとんど休みを取らず、
働き続けて貯金し、27歳で独立。
2007年には、
ニュージーランドの
オークランドにも出店。
現地に嫁いだ長女と
ラーメン店を経営し、
2015年には客席が50もある
2号店をオープンさせた。
今から8年前、37年営業した
ほうちんろうを閉店。
静岡県の山奥で見つけた
ポツンと一軒家は、この土地で
生まれ育ったのぶゆきさんが
1年の半分を過ごす家だった。
両親は長野から76年前から移住。
部落の端っこを譲って貰って、
ここで生活をし始めた。
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のぶゆきさんが生まれ育った時は
小屋のようなもので、風が吹けば
飛びそうだったらしい。
元集落で、のぶゆきさんが子供の
時は5軒、ピークの時は10軒位あった。
40年前にやまぐち家1軒になった。
両親は歳取って、のぶゆきさんが
建てた麓の家で生活。
その時はここも空き家になった。
その小屋を建て替えるということで、
30年前にログハウスを建築。
山仕事を生業としていた
やまぐち家の4人姉弟の
長男として生まれた
のぶゆきさん。
この場所は15歳まで暮らした
のぶゆきさんの故郷で、
ここを離れると無人に。
あっという間に
森に飲み込まれてしまう。
そうなるのが嫌で、
家を建てて、住み続け、
故郷を守っている。
子供の頃から憧れていた
ログハウスを故郷に建て、
長年の夢を叶えたのは
30年前の42歳の時だった。
家の前の畑で野菜を育て、
毎日自炊をするのぶゆきさん。
畑の脇を上がった高台には
両親と甥っ子のお墓がある。
のぶゆきさんが作った
特製醤油ラーメンを
捜索隊はいただく。
将来、この家は誰かに
住んでもらいたいという。
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