今回は5月28日放送の

日本全国大捜索‼

ポツンと一軒家

を振り返ってみます。

 

 

衛星写真を拡大すると見えてくる、

山奥にポツンと建つ一軒家に

スポットを当てる番組。

 

 

横長に切り拓かれた敷地

道を挟んで建物が3棟

他にも小屋が

3つに区切られたスペースは畑?

衛星写真で見つけた福井県の

ポツンと一軒家を目指す。

 

 

かつて集落があった山の谷間に

できたというダム。

 

目指すポツンと一軒家は、

そのダム沿いの道を行けば

辿り着けるはずだが、

湖畔のホテルなら詳細が

わかるのではないかと

教わり、向かった。

 

 

道を聞こうと立ち寄った

ホテルで応対してくれた

ポツンと一軒家あるじ

まつおかきいちさん78歳。

 

衛星写真に写っていたのは、

まつおか家が所有する養魚場。

 

リフレッシュ+ステイ=リフレステ

リフレステ やまびこ

 

ポツンあるじが養魚場まで

案内してもらい辿り着いた。

 

 

 

 

養殖池には現在、イワナ・

ニジマス・ヤマメが育てられ、

以前は200mくらい上にも

池があったが、そちらでは

育てられていない。

 

結構、関西の方から

30~40人近くの釣り客

盛況だった。

 

1年で30万匹くらい養殖してたが、

今は釣り客も少なくなり、現在は

5万匹くらいをホテルの料理用に

使用している。

 

魚の世話はできないので、

友人に管理を委託。

 

元々、養殖業を始めたのは

きいちさんの父

 

元は林業をされていて、

昔は産業を興さないとと、

ワサビやお茶を

作ったりしていた。

 

奥の方では調理場もあり、

釣った魚を料理し、座敷風の

ご飯 食べる所があったが、

今は建物も残っていない。

 

 

   

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かつて、まつおか家が

あったのは今はダムの底に

沈んでしまった集落。

 

きいちさんはその家で、

5人姉弟の長男として

生まれ育った。

 

祖父の代まで林業で生計を

立てていたが、亡父

所有する山の川を活用し、

昭和28年に川魚の養殖場と

釣り場を開業。

 

そんな親の仕事を手伝い、

幼少時から山奥の養魚場に

通っていた。

 

地元の高校を卒業後は

家業を継ぐため、栃木県の

水産研究所で養殖を1年習学。

 

故郷へ戻り、と一緒に

本格的に養殖業をはじめた。

 

さらに、泊まりで来る

釣り客のために自宅がある

集落に釣り宿を開業した。

 

ところが、ダム建設のために

全戸立ち退きになり、

今のホテルの場所に移った。

 

足掛け36年、令和元年に

ダムが完成した。

 

昭和57年くらいにダム建設の

話が出た時は猛反対していた。

 

 

平成9年に建設中のダムに

近い高台にホテル兼住居を

併設し、家族で移住した。

 

釣り客が減少した、

養殖業は縮小。

 

 

   

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先祖代々「駿河炭」作りで

村の産業になった。

 

油桐が一旦、40年ほど前に

消滅したが、自然復活した。

 

ここでおじいさんもおさんも

油桐の木を切って炭を作っていた。

 

昔は全国で100何軒とあったが、

今はもうこの近くに1人やってると

聞いてるそう。

 

きいちさんの祖父が炭焼きの

手伝いをしてもらう人を探して、

教えた方が人間国宝

東浅太郎氏の師匠。

 

駿河炭を復活させたいと思って、

きいちさんが炭窯を建てた。

 

さんは祖父に習ったから、

今度はあんたに教えたる

恩返ししてくれた。

 

良い炭が焼けたら、

昔の出荷先はあるので

出したい。

 

この谷が私の心の故郷。

 

炭があり、ワサビがあり、

魚があり、川があり、

ここへ来ると気持ちが安らぐ。

 

将来、旅館を離れて、

こういう所でのんびりと

暮らせたらいい。

 

 

   

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