今回は、9月5日放送された
カズレーザーと学ぶ。
を振り返っていきたいと
思いますので宜しくお願いします。
この時期要注意!
急増!?謎の肉アレルギー
島根大学医学部 皮膚科
千貫祐子准教授は、この時期
急増するある物が原因で
引き起こされるという。
島根大学病院で
普通の皮膚疾患で受診した
患者さんたちをランダムに
肉アレルギーの要素を持っているか
を調べたところ、100人中7人が
持っていた。
気づかないだけで実は、
比較的多くの方が
肉アレルギーを
発症している。
肉アレルギーの症状は、
かゆみ・じんましん、
進行すれば呼吸困難・
嘔吐や下痢。
ひどい場合は、
アナフィラキシーショック
といって、意識を失ったり、
命にかかわることもある。
肉アレルギーのメカニズムと
意外な原因を
カズと学ぶ。
肉には、牛肉・豚肉・鶏肉・
羊肉・猪肉などあるが、
この中で言うと
鶏肉だけは大丈夫。
突然、肉アレルギーに
なるのは春から秋に
増すマダニが原因。
マダニ感染症の患者数は
今年、過去最悪のペースで
増加している。
日本紅斑熱(ダニ感染症)の
患者は2005年まで主に
西日本に偏っていたが、
約15年で日本全国に
広がっている。
マダニはシカやイノシシなどの
野生動物にくっついているので、
温暖化によって北に移動し、
生息地域が拡大。
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例えばパン屋のバイトで、
急に小麦粉に触り過ぎて、
小麦アレルギーを発症する
職業性アレルギーなど、
実は食物アレルギーの多くは
皮膚経由。
これまでα-galを含む
牛肉や豚肉を沢山たべて
きた人でも、一度マダニに
噛まれて唾液に含まれる
糖の仲間のα-galが皮膚に
注入されてしまうと、
これを異物として認識した
免疫細胞がIgE抗体を作って
攻撃し始める。
α-gal症候群の怖さは、
その発見の難しさにある。
通常の食物アレルギーは
15分~2時間で発症。
だが、α-gal症候群の多くは
肉や植物を食べてから、
3時間以上経過してから
症状が出る。
α-galが肉の油などと一緒に
少しずつ体内に吸収されるから
と考えられている。
さらに、有効な抗がん剤の
一種が使えなくなる
可能性がある。
マウスにα-galがあるために、
抗がん剤にもα-galが
含まれている。
抗がん剤を点滴すると
いうことは、α-galを
直接 静脈に注入する
ことになるので、
アナフィラキシーショックを
起こす方々がいらっしゃる。
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マダニに噛まれたことには
普通の方は気づかない。
マダニに噛まれないことが、
アレルギーを治す唯一の方法。
マダニに噛まれなければ、
しばらく経てば治る。
症状が発症しなくなるまでは、
平均で3年半かかる。
重症の方々は
牛乳でも発症する。
もし、噛まれている事に
気付いたら、体内に
牙の一部やα-galが
体内に入る恐れがあるため、
自分の手で取り除かず、
皮膚科や外科で除去。
千貫先生の研究によると、
α-gal症候群になって
しまった場合、
その後、マダニに
3年半 一度も
噛まれなければ
症状改善するが、
牛肉や豚肉を
食べるのはNG。
α-galにとくに
注意べき人は、
A型とO型の人。
血液型は赤血球にある
糖鎖で分類され、
α-galの糖鎖構造は
B型抗原にそっくり。
このため、B型とAB型の人は
α-galと近いものを元々体の
なかに持っているので、
IgE抗体をつくりにくい。
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