今回は10月6日放送の

チコちゃんに叱られる!

Don’t sleep through life!

を振り返ってみたいと

思いますので

宜しくお願い致します。

 

何も考えないで、

のほほんと暮していると

チコちゃんに叱られますよ。

 

 

 

なんでうんちは

ブラウンなの?

 

血液の赤が回り回って

あの色になるから

 

 

詳しく教えて下さるのは

消化器を専門とする医師の

川本徹先生。

 

川本先生によると、そもそも

うんちというのは、食べ物の

白い食物繊維を中心に

つくられているので、それが

そのまま出ると、白っぽい色。

 

本来、白いはずのうんちを

血液の赤い成分が回り回って

ブラウンに染めている。

 

 

私たちの血液の中には、

酸素を運ぶ役割を持つ

赤血球という赤い

成分がある。

 

赤血球はつくられてから

約120日間、体の中で

役割を果たした後、

最終的に脾臓という所で

バラバラに分解される。

 

赤血球が分解されると、

ヘモグロビンという

赤いたんぱく質が残り、

その一部は最終的に

うんちの中に混ぜられ、

体の外に捨てられる。

 

このまま何も

起こらなければ、

うんちの色は

赤くなる。

 

赤血球が分解されて残った

赤いヘモグロビンの一部は

脾臓でビリルビンという

黄色い物質に変化し、

肝臓に移動していくという。

 

 

   

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このビリルビンは

増え過ぎると、体が

黄色くなる黄疸などの

病気の原因にもなるため、

うんちと一緒に外に出す

必要がある。

 

そのままだと、

うんちは黄色くなる。

 

肝臓に送られた黄色い

ビリルビンは胆汁という

消化液に混ぜられ、

十二指腸へ。

 

この十二指腸の中で

ビリルビンは胃を

通ってきた食べ物と合流。

 

そして、この食べ物たちは

そのまま、小腸・大腸を通り、

消化・吸収されていく。

 

このときビリルビンも

乳酸菌やビフィズス菌

といった腸内細菌の

力によって、最終的に

ステルコビリンという

物質へと変化する。

 

このステルコビリンの

色が、うんちの色でもある

ブラウン。

 

 

 

 

なんで気温40℃は暑いのに

お風呂の40℃はちょうどいいの?

 

お風呂が40℃のときは

皮膚がすぐに40℃になるけど

気温が40℃のときは皮膚が

なかなか40℃にならないから

「暑っ!」となる

 

 

詳しく教えて下さるのは

体温について研究している

名古屋大学大学院 医学系

研究科 中村和弘教授。

 

暑さの正体は、

温度が高いこと

だけではない。

 

だから、同じ40℃でも

お風呂の40℃と気温の

40℃は感じ方が違う。

 

 

   

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暑さの正体は

皮膚の温度変化を

脳に伝える

神経の電気信号。

 

たち人間は、

温度を一定に保つ

恒温動物。

 

もし、体温が

上がり続けると、

脳を含む臓器が

機能しなくなり、

命が危険になる。

 

そうならないために

人間は、皮膚の温度が

上がると、皮膚から脳に

神経を使って、

電気信号を送り、それを

受け取った脳が汗を

出すなどして、体温を

上がるのを防ぐ。

 

このとき、皮膚から脳に

送られる電気信号を

我々人間は「暑い」と

感じている。

 

40℃のお風呂と

気温40度の環境で

皮膚の温度変化を

計測すればわかる。

 

 

   

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40℃のお風呂と、

40℃のサウナを用意。

 

40℃のお風呂と

室温40℃のサウナに

10分入り、1分毎に

皮膚温度を計測。

 

 

お風呂に入る前の

皮膚温度はあばれる君

が34.1℃で、ディレクター

は、32.7℃。

 

1分後の皮膚温度は

あばれる君が40.2℃で、

ディレクターは39.4℃。

 

2分後の皮膚温度は

あばれる君が39.3℃で、

ディレクターは39.7℃。

 

その後、

40℃前後をキープ。

 

 

休憩後、サウナへ。

 

サウナにに入る前の

皮膚温度はあばれる君

が34.5℃で、ディレクター

は、33.0℃。

 

1分後の皮膚温度は

あばれる君が+0.2℃で、

ディレクターは+1.3℃。

 

2分後の皮膚温度は

あばれる君が+0.4℃で、

ディレクターは+0.3℃。

 

7分後、最高36℃を記録。

 

1分後には1℃下がり、

その後また、36℃に。

 

10分間、徐々に

上昇し続けた。

 

 

サウナのほうが

暑いのはなぜ?

 

重要なのは、

皮膚の温度の

髙い低いではなく、

皮膚の温度が

上昇している時間。

 

皮膚の温度を比べてみると

お風呂の場合、入って

すぐに上昇。

 

しかし、それは一瞬。

 

一方、サウナは10分間

ほぼ上昇し続けている。

 

皮膚の温度の上昇時間が

短いということは、

電気信号も短時間しか

出ないので、暑さは一瞬。

 

お風呂に浸かるとき、

少しの間「熱っ」と、

感じるのが皮膚の温度が

上がっている最中なので

熱さを感じる電気信号が多い。

 

その後、気持ちいいのは

皮膚の温度変化が

ほとんどないので、

熱さを感じる電気信号が

少なく、熱いと感じない。

 

サウナは皮膚から脳へ

電気信号が送られ

続けているので、

ずっと暑い。

 

 

なぜお風呂のときは

皮膚温度が上昇する?

 

それは、空気より

水のほうが約20倍

熱が伝わりやすいから。

 

90℃のサウナ

→じわじわ暑くなる

 

90℃のお風呂

→一瞬で熱が伝わる

 

熱いと感じる時間が

短いお風呂

→気持ちいい

 

熱いと感じる時間が

長い気温40℃

→ずっと暑い