今回は、6月11日放送された、
NHKスペシャル
ニッポンの家庭が非常事態!?
第2集 妻が夫にキレる本当のワケ
と題し、放送された回を
振り返っていきたいと思いますので
宜しくお願いいたします。
夫の些細なことでキレる妻、
その妻のイライラの原因に気づかない夫
こうした関係により
夫婦が別々で食事をしたり、
一人で住んでいた方が楽だと
感じてしまう。
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年間21万組以上が離婚し、
調停の申し立ての約7割が妻から
※厚生労働省 人口動態統計(2016年)・
司法統計(2015年)より
離婚の最大の理由は、
夫が自分の気持ちを理解してくれない。
一度は愛し合ったはずなのに、
何故妻はキレるのか?
最新の研究で、男女の脳の違いが
原因だとわかってきたようです。
経済的理由から共働きが増え、
仕事も育児も全力投球のつもり
だけど中途半端なのか?と
悩む妻。
その悩みに対し、
夫が自分の悩みに
向き合ってくれない。
事が多い。
既婚女性のアンケートで
夫にストレスを感じる 85%
※NHKネットクラブアンケート回答946人
女性は感情的に話すのが得意だが、
男性は感情は感情にすぎないので、
それについて何を話せばいい?と
考えてしまう。
その違いが、誤解や衝突を
生んでいるという。
共感して欲しい妻、
共感できない夫、
その違いの原因は
男女の脳の違いにあるのだと
言われている。
アメリカの脳科学教授
ルーベン・ガー博士によると、
これはアメリカでも見られる傾向で
典型的なすれ違い夫婦であるという。
脳の情報伝達のしくみに
男女差があることがわかった。
男性は、左右の脳の連結が
ほとんどない前後方向の連結ばかり
なのに対し、
女性は、左右方向に沢山の連結が
見られる。
左右の脳の連結の弱い男性は
共感が苦手だと考えれれる。
それに対し女性は、
表情から感情を読み取る
実験では、正確さも回答の早さも
女性の早い結果が出たという。
中村克樹教授によると、
男は狩猟
女は採集や子育てにより
コミュニケーション能力が↑
狩猟・採集時代の役割が
男女の脳を分けたのでは?
と考えている。
現在では、大きな原因と
考えられる共働きなどによる
暮らし方の変化により妻の
ストレスが増加しキレる!?
女性は、不安を受け入れて
欲しいので、
・そうだよね
・心配だよね
など共感してあげる事が大切。
共感してもらえないと、
寂しく思いイライラしてしまう。
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ラリー・ケイヒル博士によると、
怒りや悲しみを感知するへんとうたい
から、記憶を司る海馬に伝わり、
辛かった、怖かったというネガティブな
記憶として残ることがわかってきた。
これは左右の脳に共通して存在し、
女性は左側、男性は右側をより
使っていた事で女性がネガティブな
出来事をよく覚えている原因と
されている。
女性はよく覚えているのに、
男性がよく覚えていないのか
進化の歴史から理解することが
大切で、それをお互い理解できれば
感情的になったり、動揺・イライラ
が少なくなるのかもしれない。
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ポール・ザック博士によると、
オキシトシンが脳内で分泌される
事によって人に愛情を感じる
脳の報酬系(側坐核など、快感の中枢)
が一緒にいたいと思うようになる事が
わかってきたそうだ。
元々は、母と子の絆を深める役割を
していたオキシトシンだが、夫婦の
絆を深める愛情ホルモンにも
良い事がわかってきた。
そして父には、一夫多妻制だった時代に、
攻撃性を高めるため、複数のパートナーを
獲得しようとする気持ちを促す、
テストステロンが存在するという。
特定のパートナーの絆を深める
オキシトシン。
夫婦関係を円満にするには、
オキシトシンが十分に分泌され、
テストステロンの過剰を抑えるの
必要があるようです。
ポール・ザック博士によると、
進化の課程で人は複数のパートナーと
関係を結んできた一方、オキシトシン
によって1人のパートナーを選ぶように
動機付けていると語っている。
女性はオキシトシンが多く、
男性はテストステロンが多いのが
一般的だったが、働く女性、育児する男性
などの環境の変化により女性の
テストステロンが増え、
オキシトシンとのバランスが崩れる
逆転現象のおかげで夫婦関係に
悪影響に!!
オキシトニンを増やすには、
お互いに向かい合って手を繋ぐ。
相手が自分に向き合っている事を
実感させ、見つめ合いスキンシップをとる。
二人で料理を作るなど、ある目標に向かって
二人で協力する。
時間制限などの軽いストレス共有は
更なる効果が期待できるかも。
サプライズや贈り物をあげて、
これまで支えてくれてありがとう
と感謝の気持ちを伝えることで
夫婦円満に近づけるかもしれません。