今回は2025年5月27日放送の
ザ!世界仰天ニュース
を振り返ってみたいと思います。
2025年3月、東京地裁が、
世界平和統一家庭連合いわゆる
“統一教会”に膨大な規模の
被害が生じ、現在も被害が
継続していると解散を命じた。
“統一教会”側は、現在は
不法行為の継続は
認められないと、反論。
即時抗告するとした。
高裁が地裁の解散命令を
認めれば、教団は
宗教法人格を失い、多額の
財産を処分して、債権者の
支払いにあてるなど、
清算手続きが開始される。
教団には最高裁への特別抗告
申立ての手段が残されているが、
清算手続きの進行を
止めることはできない。
これまで、法令違反を理由に
解散命令が確定した宗教団体は2つ。
1つは麻原彰晃が教祖だった
オウム真理教。
1995年3月20日に死者14人 、
負傷者6000人以上を出した
地下鉄サリン事件を始め、
松本サリン事件・坂本弁護士一家
殺人事件など、数々の犯罪を
起こした宗教団体。
同じく、法令違反を理由に
解散命令が確定した
もう1つの宗教団体は
宗教法人 明覚寺。
それは、被害総額124億円
といわれる、巨額詐欺。
裁判資料や関係者への取材などを基に再現
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教団の恐ろしいシステム
茨城の寺で3ヵ月、
滝業などの修行のような
訓練を行った女性らは、
最も重視されていた研修に入る。
それは、話術訓練。
相談者に供養を勧めるため、
これまで入信教師が培ってきた
トーク集を基にロールプレイング
しながら、学ぶ。
この寺では、新聞の
折り込みチラシで悩みや
不安などを、相談者を募る。
相談を受けた寺の職員は、
電話受けの手引きという
マニュアルにのっとり、
悩みの内容・家族関係などを
聞き出し、相談者リストを作成。
相談者が来る前に、
リストを参考に鑑定をする。
鑑定には鬼業即知法を用いる。
名前の画数を入れるだけで、
相談者の因縁や霊障が見られる
鬼業即知法早見表がある。
名前の画数から導ける
悩みの原因が書かれた早見表。
原因とされるのは、
水子霊・先祖霊・変死霊など、
霊的なもの。
イメージができたら、
どんな状況でも必ず引導するという
覚悟を固めて、相談室に向かう。
相談に来た人たちには
とにかく話をさせ、
その中で本人の性格や
置かれた環境や経済状態まで
感じとる。
最後に今の〇〇を
◯◯したいのねと、
確認する。
そしたら、霊環境を
みてみましょうと言う。
女性たちの役割は
霊能力ではなく、
決められたマニュアル通りに
話すだけ。
そして、多額の金を要求する
詐欺行為。
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脳科学の専門家
公立諏訪東京理科大学
篠原特任教授によると、
人の脳にはメモ帳のような機能
ワーキングメモリーがある。
このメモを使い、私たちは
あれこれ考えている。
しかし、メモ帳には
枚数の限度があり、
不安をあおられたり、
ストレスをかけられたり
すると、そのことで
数枚のメモ帳がいっぱい
いっぱいになり、ちゃんと
考える事が出来なくなる。
その結果、よく考えると
おかしなことを信じ、
だまされてしまうという。
霊能者と偽り、供養料を取る
そんなシステムを考えた男は、
関西地方に生まれた。
その男は、大阪府内の大学を
卒業後、大手製薬会社に就職し、
有能な営業マンとして評判だった。
その後、退職して
30代前半で関東に移り、
健康食品などを売る
訪問販売会社をはじめ、
順調だったが十数年後に
業績が悪化した。
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