私は栄養士として保育園、幼稚園、

小学校現場で給食の調理に携わっています。

 

本来の食育って、何でしょうか?

教育現場で子供たちに教えられる事は限られています。

 

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大事なのは家庭での日常の会話や、

コミュニケーションから生まれるものだと思います。

『食べる』事は 生きる事』です。

 

私は子供たちにどうすれば食べる事の大切さや、

食べられる事に対する感謝の気持ちを伝えられるか、

いつも課題に思っています。

 

 

 

 

食育は教育現場だけではダメ! 家庭でも簡単に出来る食育とは?
1、『こ食』の問題

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いま食育の現場では大きな問題として、

5つの『こ食』という言葉があります。

 

・『個食』→家族や複数人の生活の中で、

同じものを食べずにそれぞれが好きな食べ物を食べる

 

・『小食』→毎回食事の量が少ない。

個人差はありますが、間食ばかりしていませんか?

おやつの食べ過ぎで食事量が

減ってしまっている子も多いです。

 

・『固食』→自分の好きな物しか食べない。

野菜嫌い魚嫌いなど、日常で克服する練習をしていない。

 

・『孤食』→ 一人で食事する。

家族が家に居ても、食べる時間がバラバラ。

この孤食の問題は、核家族の増加や

共働きの家庭の増加により増えています。

しかし上記の『こ食』はきっと改善できると思います。

 

 

 

食育は教育現場だけではダメ! 家庭でも簡単に出来る食育とは?
2、一人暮らし世代の問題

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私が危機感に感じたのは、大学生や新入社員で

地方から出てきた一人暮らしの若い子向けに行われた、

【若い時の食事が将来どんな影響をおよぼすか】

という講義での学生さんの発言でした。

 

私たちは食育として、調理前の食材を見せて変化を教えたり

子供たちと野菜を育てて一緒に食べたり、紙芝居などを使い、

食べたものがどんなふうに身体になるのかを説明したり

という取り組みを行っていました。

 

学生さんや新社会人のかたの講義では、

主に『作るのが面倒くさい』『調理法が分からない』

『作る時間がない』などの意見が多くありました。

 

この問題点には解決策はいくらでもあります。

 

時短調理や、簡単調理器具の紹介もできます。

 

まだ会話をして対策を一緒に考えることができます。

 

しかし、一人の学生さんは

『食べるのが面倒くさい』と言いました。

 

この発言を聞いた時・・愕然としました

『食べることは 生きる事』

 

それを面倒くさいといって食べない。

本当にお腹が空いた時だけコンビニなどの

デザートを買うそうです。

 

そりゃ身体に栄養が足りてなくて、

脳にエネルギーがいっていなければ

糖分ばかり欲しくなるわ!(つい本音が・・)

 

もう学校の食育だけでは

フォローできないところまで来てしまっています。

 

 

 

食育は教育現場だけではダメ! 家庭でも簡単に出来る食育とは?
3、出来ることから

 

健康志向の動きが広がっている中で、

子育てをする私たちは何ができるのでしょうか。

 

忙しくて時間がなくても1日5分だけでも、

会話をしてみてください。

 

お仕事が忙しくて、なかなか料理の時間がなくても、

子供が『好き』という料理を見つけ作ってあげてください。

 

嫌いなものも一口は食べる、

という練習をさせてあげてください。

 

本当に食事に対する【こころ】が育つ時間は限られています。

 

 

 

 

まとめ

 

今回の記事は下記の内容についてご紹介しました。

 

1、『こ食』のもんだい

2、一人暮らし世代の問題

3、出来ることから

 

私も仕事で帰りも保育園の延長保育ぎりぎりで、

なかなか思うように食事の段取りが出来ていません。

 

たまには外食でも、出来合いを買って机に並べても

全く問題はないと思います。
一緒に食べながら会話をする事が何より大事だと思います。

(食べて笑って健康に)を子供たちに伝えたいです。

 

次回は、園でも子供たちに人気なメニューや、

子供たちが給食で嫌いなものを残す為に

必死に行っている事をご紹介します。

 

笑っちゃいますよ☆