今回は8月11日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
県北部の山の中腹
かなり大きな建物
田畑はない
衛星写真で見つけた岩手県の
ポツンと一軒家を目指し
最寄りの集落から捜索開始。
まずは情報を得るため
地元の人を探す。
集落に到着すると、
畑で何か作業をしている
お父さん発見。
お父さんに衛星写真を見て貰うと、
うちの実家かもという一言が!
お父さんの兄貴が、
タバコ農家をやっているというが、
お家の拡大写真を見ると
こんな立派な家じゃないと
違っていたようだ。
でも、兄貴がたぶんこの辺りを
知ってると思うから聞いてみようか
と提案してくれた。
捜索隊の車に乗り、わざわざ
お兄さんの家まで案内してくれた。
ここは山奥の元実家ではなく、
衛星写真に写っていると
勘違いした所ではない。
40年前に両親が山の上から
住まいを移し、長男が
受け継いだ家だそうだ。
お兄さんと同居しているお母さんが、
近くの畑から帰って来た所だった。
お兄さんに衛星写真を見て貰うと、
トチュウハジメさんの所に似ている
という事だった。
ただ、捜索隊が乗って来た
車だと相当の悪路の為、
入れないそうだ。
ということで、お父さんの
四駆車でトチュウ家へ向かう。
悪路を進んで行くと、
突然 家が現れた。
家に辿り着いたが、
トチュウさんは不在で
いつ帰って来るかわからない。
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連絡を取り、再度
一軒家に向かう。
捜索隊を大歓迎してくれたのは
ポツンと一軒家の主
トチュウハジメさん74歳と
ヨシさん74歳。
トチュウ家の名前の由来は、
その昔 侍が山の上から
麓の仲間に向けて手紙を
結んだ弓矢を放ったところ
麓まで届かず、山の中腹に建つ
家のそばに落ちたことからついたと
先祖代々伝えられてきたそうだ。
江戸時代から7代に渡って
農家を続けてきたトチュウ家だったが、
ハジメさんの代で農家を廃業し、
田畑は山林に戻ってしまった。
6人兄弟の長男として生まれ、
麓の学校まで約3㎞の獣道を
歩いて毎日通学していた。
40年前からこの家を離れ、
麓の町で生活している
トチュウさん夫婦。
定年後、人材シルバーセンターに
登録して、人材派遣の仕事を
しながら週に2~3日夫婦で山に登り、
家や周辺を手入れしている。
昔、家族で暮していた家の中は、
今も昔の造りのままで、
薪ストーブが置いてある。
居間の隣には、馬や牛の餌を
作っていた土間があるが、
居間に置いた薪ストーブの
煙突が家の中にある。
天井が隙間だらけなので、
煙は籠る事なく、
問題ないという。
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土間の隣の板の間には、
昔ながらの囲炉裏。
居間を挟んで土間と反対側、
縁側を通った隣には
昔 家族が寝ていた
二間続きの和室がある。
トチュウ家でも昔、
タバコ栽培を行っていて、
家の中でタバコの葉を
干していた。
隣の部屋の床の間には、
レコードも聴ける
重いラジカセがあるが
スイッチがなくて使用不可。
夫婦で暮したのは
短い期間だけだった?
中学卒業後、家業の
農家の手伝いをしていた
ハジメさんは、24歳の時から
冬場に出稼ぎで神奈川県に!
その時に奥さんと知り合い、
27歳で結婚。
ハジメさんの実家で生活し、
子供が3人生まれたが、
子供達が麓の学校へ通うには
片道約3㎞を往復しなくては
ならず、長女の小学校入学を機に
麓に移住、今は長男家族と同居されている。
10年前に定年退職してから
夫婦で山の上の実家に通い
修繕しながら維持してきたそうだ。
山奥の実家に通うのには、
頂上にある神社に理由があった。
かつてトチュウ家の周りには、
他にも10軒ほどの
トチュウという名の集落があり、
神社にはトチュウ集落の守り神が
祀られている。
昔はよく病にかかり
亡くなった人も多かった。
病院にも行けず、そのまま命を
落とす傾向になってしまい、
こういう信仰して病気に
かからないようにと大正14年に建てた。
年3回、元住人が神社に
集まり参拝している。
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