今回は、5月26日放送された、

ザ!世界仰天ニュース

鼻を失ったボーカルの思い

を振り返っていきたいと

思いますので宜しく

お願いいたします。

 

1973年から続く有名なCM。

 

現在、9代目として「この木何の木」

を歌っているアカペラグループの

INSPiは、楽器を使わずに

声だけで歌っている。

 

ハモネプという番組で

有名になりましたよね!

 

ちなみに、この木何の木

木の名前は、モンキーポッド。

 

INSPiのボーカルである

奥村伸二さんはある病にかかり、

鼻の一部を失っていた。

 

それは、2015年の2月

奥村さんが35歳の時に

朝 顔を洗うと、鼻に

吹き出物ができていて、

すぐ治るだろうと思っていた。

 

その吹き出物は、大きくなって

いったが、痛みはなかったので

病院には行かなかったそうだ。

 

鼻や口周辺にできる吹き出物は、

注意が必要!

 

面疔といわれ、菌が血管を通って

脳にいきやすく、脳炎や髄膜炎を

引き起こす可能性が高いようです。

 

 

奥村さんは1ヵ月後、

近くの皮ふ科へ行くと、

抗生物質で治ると言われたが、

さらに大きくなって表面は黄ばみ、

ひび割れてきていた。

 

大学病院を紹介され、奥村さんは

生体検査を受けると、有棘細胞ガン

という日本人に多い皮膚ガンで、

主な原因は紫外線。

 

紫外線が蓄積されていき、

高齢になってから発症する事が多く、

若くして発症するのは珍しい事らしい。

 

 

   

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このままではガン細胞が

転移する可能性がある。

 

顔にできたガンは首のリンパ節に

転移しやすく、全身に広がる事が多い。

 

そうなると命の危険もあり、

奥村さんはメンバーに

病気を伝えていた。

 

2015年6月9日にガンである事を公表し、

奥村さんは活動を休止した。

 

予定していた切除部分以上にガンが

広がっていて、ガン細胞を全て取り除くと、

奥村さんの鼻の右半分と頬の一部が

なくなっていたそうだが、痛みはなかった。

 

鼻の一部がないまま生活する事になるが、

味覚と嗅覚に影響はなく、鼻歌を歌って

みると歌いやすかったという。

 

奥村さん曰く、鼻がなくなったために

空気が自然と抜けてくれるので

歌いやすく、目指していた高音の

キレイな声がでたと話す。

 

 

2015年12月、鼻が半分ないまま、

奥村さんは復帰。

 

人前では明るく振る舞いながら、

再発の不安を感じていたが、

ガン摘出から1年、転移なし。

 

鼻の再建が出来るようになったが、

奥村さんは鼻がなくても良いと

思ったそうです。

 

それは、見栄えより、良い声が

出せる喜びの方が大きく、手術を

ためらっていた時期もあった。

 

 

   

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ガン摘出手術から2年、

メンバーの意見もあり、

手術を受けることに。

 

方法としては、皮ふの質感が似ている

おでこの皮ふを鼻に移植する。

 

しかし、奥村さんのなくなった

鼻の部分が大きいので、今のおでこの

皮ふだけでは足りないため、おでこの

皮ふを伸ばすことになった。

 

その方法は、おでこの皮ふの下に

水風船のようなものを入れ、

風船を少しずつ膨らませて

7ヶ月かけて皮ふを伸ばしていく

というもの。

 

伸びたおでこの皮ふは縦長に切り、

切り取った後は、両サイドの皮ふを

つなぎ合わせる。

 

 

 

移植した皮ふが定着すると、

右鼻の皮ふは以前よりも分厚く、

鼻は狭くなり、息苦しくて

歌いにくくなった奥村さん。

 

息苦しさと闘いながら

音楽活動を続け、2020年の3月に

再び再建手術を行って、

鼻の内部を広げていった。

 

ガン摘出から5年、皮ふのつなぎ目は

分からなくなってきたが、術後3ヵ月は

皮ふが委縮し、穴が狭まるという。

 

なので、鼻の穴の開いた

シリコンをさして生活している。

 

呼吸は以前よりしやすくなったが、

奥村さんは今でも、鼻がない方が

よかったと思う事もある。

 

鼻の再建手術は、

まだ続くのだそうです。

 

 

   

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