今回は10月25日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
広い敷地に建物が点在
特別な住宅事情
シマフクロウ保護の拠点
衛星写真で見つけた北海道の
ポツンと一軒家を目指す。
その家に住んでいるのは、
スガノさん、当時58歳と
奥さん、当時51歳の夫婦。
最寄りの集落から捜索開始すると、
作業中のお母さん発見。
日本の昆布 約90%が北海道産、
その中の長昆布の作業を
していたお母さん。
夏場が長昆布漁の最盛期で、
水深20mほどの海中にきせいする
昆布をカギと呼ばれる長い棒で
掬い上げて収穫する。
それを漁港に持って帰り、
海岸の干場に並べて
1日、天日干しにする。
長さ10m前後の乾燥した
長昆布は台切と呼ばれる
木型の上にまとめて、
ノコギリで1m5㎝の
長さに均等に切断し、
その場で束ねて出荷。
長昆布は繊維質が少なく、
柔らかいため、昆布巻・
佃煮やおでんなど、
煮物料理に最適。
一緒に作業していた
親戚の人にも衛星写真を
見て頂くと、ポツンと一軒家を
知っていた。
つい、何年か前まではダチョウを
飼っていたというが名前は
わからないという。
丈夫で環境適応能力が高く、
広くて平坦な土地があれば、
飼育できるダチョウ。
低脂肪・低カロリーの肉・卵が
注目されて、ダチョウブームに
なったが、すぐに終焉してしまう。
この辺りは、熊に注意した方が
良いという情報を得た上で
捜索再開していた。
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他の漁師さんに聞いてみると、
以前はサノさんという方が
住んでいた情報を得るが、
ここでも名前はわからない。
ポツンと一軒家に到着。
スガノさんは薪を今年の冬と
来年の冬の初めの分をようやく
半分切り終わった所だった。
以前、ダチョウを飼育していたのは
スガノさんで、40頭以上いたが、
鳥インフルエンザの流行で閉鎖。
絶滅の危機に瀕している
北海道固有の貴重な
シマフクロウの保護を
しているスガノさんは
NPO法人を設立し、
保護活動をしている。
夫婦共に、関東出身で
2人は北海道で出会った。
スガノさんは28年前
北海道に移住し、
野鳥の保護活動を始めた。
自然体験教室の仕事で頻繁に
北海道に来ていた奥さんと出会う。
20年前に結婚して、
北海道で生活されている。
スガノさんは大学時代、
日本のテレビ局でアルバイトした際、
アメリカABC東京支局に就職。
報道番組の音声技術スタッフとなる。
30歳で仕事を辞めて、
北海道で移住する事を決めた。
ABCのテレビ局でシマフクロウの
本と出会って、シマフクロウを知る。
実際のシマフクロウの本当の生態を
見た時に感動して、この鳥を遺産に
しちゃいけないと感じたという。
かつては1,000羽以上、北海道に
分布していたが、一番の生息地が
開発によって奪われてしまった。
保護活動が始まった時点では、
100羽を切っていたが、今は
その倍以上まで何とか
増えているそうだ。
その一方で、スガノさんは
国有林や鳥獣保護の
パトロールしたり、
アルバイトをして食べている。
築50年以上のポツンと一軒家も
ほぼ無償で、借りているそうだ。
家の中の傷んだ箇所は、
全て自分で補修されている。
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あれから1年。
コロナの影響で講演関係が
出来ず、収入が全く無い
というスガノさん。
フルタイムで働くと、
シマフクロウの事が
出来なくなるので、
アルバイトで収入を
得ている。
繁殖の方は、数年ぶりに成功!
この放送を機会に、
知ったという人も増え、
寄付頂く事も!
川魚が住みやすい環境、フクロウが
自然に入って来られるような森を
目指して整備するのに100年かける。
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