今回は1月17日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
広く開拓された土地
黒く見える一画が
衛星写真で見つけた島根県の
ポツンと一軒家を目指し
最寄りの集落から捜索を開始。
集落に到着すると、山の斜面に
集落が見える。
重機を動かしている
お父さんを発見!
お父さんによると、
ここは日本百選に選ばれた
日本一長い棚田。
ただ、どんどん耕作放棄地が増えて、
今は日本一番じゃないという。
道路からずっと上までは
稲作の農家だったそうだが、
地主さんが亡くなられて
田んぼが作れなくなり、
耕作放棄ちになってたんで、
我々の仲間や市役所の方に
協力してもらっていた。
米では赤字になるので、
どんどん若者が離れていって、
農家が跡取りがいない状況に。
通常、棚田はお米が多いが
麦を作ってもいいと言われたので、
今までの小麦と違った世界初の
新種の小麦を作ることになった。
島根大学が15年前位から研究されてたのが、
露地で蒔かれるようになった。
お父さんが小麦作りを始めたのは3年位前で、
以前は東京で医療機器の会社を経営し、
定年後に故郷の島根に戻って町おこしのために
耕作放棄の棚田の再生事業をはじめたという。
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お父さんはポツンと一軒家を
知っており、住んでいるのは
50歳前後のササキさん夫婦と
父親の親子2世帯。
家の前の棚田で稲作をする
米農家だと教えてもらった。
黒く見える一画では、
ブルーベリーを作っている
こともわかった。
親切なお父さんは
道がわかりにくいからと、
案内してもらえることになった。
鳥居をくぐり、
急勾配の上り坂を進む。
脇道を入ると道幅が狭く、
急な下り坂に変わる。
気をつけながら進むと、
ポツンと一軒家にたどり着いた。
撮影に応じてくれたのは、
ポツンと一軒家の主
ささきしげかずさん80歳、
二世帯家族のお父さん。
全部で80アール(約2500坪)の
田んぼを持つささき家は、
先祖代々米農家で、家の前の
棚田ではコシヒカリともち米を
作っている。
500m離れた別の棚田では、
酒米を栽培されている。
そして、息子さんが
ブルーベリーを栽培している。
安土桃山時代に先祖が開拓、
初代から十四代 400年以上居住。
しげかずさんが暮す母屋は、
明治5年に建てられ、
築150年近く経っているそうだ。
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ささき家の長い歴史を物語るものが
裏山には寄せ墓がある。
山の急斜面3ヵ所に35基の墓が
分かれて建てられていたが、
7年前に眺望のいい高台に集めた。
その際、新しい墓石と一緒に建てた
隣の石碑にささき家の歴史が
刻まれていた。
元は武士だった初代は
朝鮮に出征していた。
この辺りを治めていた毛利輝元が、
およそ三万の軍勢を朝鮮に出兵した
という記録が残っており、
ささき家は当時、毛利家の家臣に仕える
武士だったと考えられているそうです。
そんな歴史を持つささき家に、
4人兄妹の長男として誕生した
しげかずさんは地元の高校を卒業後、
十四代目として家業の農家を継承。
27歳の時に同じ集落に住む7つ下の
たかこさんと結婚し、夫婦で米作りに
励んでいたが、7年前に妻が他界し、
母屋で1人暮らしをしている。
老朽化のため、屋根や基礎が
酷く傷んでいた母屋は、
22年前に構造を生かして全面改装した。
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