今回は9月7日放送の
ザ!世界仰天ニュース
謎の病SP
を振り返ってみたいと思います。
喉が渇く女性
衝撃の病名!
それは、ある病院を訪れた時で
尿の量と飲んだ水分の量を量る。
成人の1日の通常尿量は、
1リットル~1.5リットルのところ、
女性は10リットルの尿が出ていた。
これをみた医師は、中枢性尿崩症
を疑っていた。
中枢性尿崩症とは、
5,000~1万人いるといわれる指定難病。
体の中では血液内の不純物や毒素を
体外へ排出するため、腎臓で血液を
ろ過している。
ろ過された血液のうち水分など
約99%は血液に循環し、
残りの1%が尿として排出される。
その働きを促す成分のひとつに
バソプレシンとよばれる
抗利尿ホルモンが
中枢性尿崩症の場合、
バソプレシンが分泌されず、
水分などが余分に体外に
排出されてしまう。
その結果、脱水症状を
引き起こしてしまうそうだ。
味覚障害や皮膚の乾燥は、
脱水症状が原因。
中枢性尿崩症の原因は、
80%~90%が脳腫瘍・
脳の外傷などと
されているそうだが、
10%~20%は原因不明。
この女性は脳も調べたが、
異常なしだった。
この病気は、
完治するのが
困難だという。
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だが、きちんと薬を
飲み続ければ、通常の生活に
戻ることが出来るんだとか。
それから2年経った現在も
1日3回 薬を服用している女性は、
今は普通の人と変わらないような
生活を送っているという。
異常な喉の渇きと、
異常なトイレの回数が
ある場合は、医師に相談を。
元気いっぱいの
少女の奇跡
アメリカ・フロリダ州に住んでいた
当時8歳だった少女は、20万人に1人
といわれる稀な病気だった。
少女の心臓は飛び出ていた。
2008年 ロシアで妊娠5ヵ月の
女性は、医師から悲痛な宣告を
受けていた。
医師は女性に、おなかの赤ちゃんは
カントレル症候群という病気を
持っている言われた。
カントレル症候群とは、
腹膜・胸骨・横隔膜・心膜・
心臓に欠損が起こる先天性の病気。
世界でも症例が少なく、
治療の最も困難な病気の1つ。
医師からは中絶を勧められた
女性だったが産もうと決めたという。
覚悟の上で産んだ赤ちゃんは、
本来あるべき胸骨と心膜が
欠損していたために心臓が
肋骨の間から飛び出していた。
さらに、心臓に複数の穴が
開いていて、医師から長くは
生きられないと宣告されていた。
娘を助けたいとロシア中の病院を
回ったが、治療ができる所がない。
夫は娘を捨てて、家を出る。
唯一の救いは、
驚異的な生命力。
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時々、血液の循環が上手くいかず、
呼吸困難になるため、呼吸器を
手放せなかったが、少女は元気に
生き続けた。
海外の医療機関に手術を依頼すると、
ボストンの病院から治療が
出来るかもしれないと連額があり、
親子はアメリカに向かう。
肋骨内に心臓をおさめて
人工の胸骨を作る予定だったが、
それは心臓を止めて行う大手術。
だが、少女の血圧が低すぎること、
体が成長過程にあることから
手術は出来なかったそうだ。
糖分が多めのものは
ほとんど食べさせない。
お菓子やソーダ類も禁止するなど、
体調管理に気を使った。
この病気は症状によっては
歩くことが難しいケースもあるが、
少女は元気に学校へ通った。
少女の心臓は大きくなり過ぎていて、
治療が難しい。
取材から4年、少女は中学生に!
今も手術は出来ず、
心臓は飛び出したままだが
元気に暮らしているそうだ。
新しいお父さんがいて、
年内に2人目の弟が
生まれる予定。
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