今回は1月25日放送の
ザ!世界仰天ニュース
危険な食べ方
を振り返ってみたいと思います。
カニ大好き夫婦の
大誤算!
横浜に住むある夫婦は、
海の幸販売業者に知り合いがいて、
カニが大好きでしょっちゅう
購入していた。
この日は買っておいた
ゆでた冷凍ズワイガニを
息子夫婦に食べさせてあげようと
バスに乗って向かっていた。
美味しいカニを食べて大満足
だったが、翌日 奥さん異変。
奥さんは妊娠34週目で、
お腹の違和感を後期の
つわりと思ったが、
すぐに激しい腹痛に。
激しい嘔吐に襲われ、
娘も…
娘の面倒もままならなくなり、
ただごとではない症状に
救急車を呼んだ。
奥さんが出産を予定していた
産院に小児科もあったため、
母子ともにその病院に運ばれる。
症状からノロウイルスが
疑われるも、結果は陰性。
その時、夫から自身を含め
義父母も体調が悪いみたい
だと連絡が入る。
カニを食べた全員が同じ症状。
医師に説明すると、症状から
腸炎ビブリオではないかと推測。
腸炎ビブリオは主に海にいる
ビブリオ属菌の一種による
食中毒で、魚介類や刺身などから
感染するのだそう。
潜伏期間は8~24時間
参照:東京都福祉保健局より
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感染すると、激しい腹痛
下痢・嘔吐を引き起こす。
腸炎ビブリオは熱に弱く、
75度で1分加熱で
死滅するという。
あのゆでガニは茹でてあるから
問題はないはずだが、何故?
腸炎ビブリオに詳しい
専門家によると、
冷凍ガニが手元に届く前に
複数の要因があったと
考えられるという。
①加熱が不十分
②加熱調理後の殻に
生きた菌が再付着
冷凍のカニを保冷などもせず、
そのままの状態で電車やバスを
乗り継ぎ、およそ1時間半の行動を
したことに問題があった。
本来、冷凍のゆでガニは冷蔵庫で
1日半ほどかけて解凍した方が
良いとすすめられている。
腸炎ビブリオは好塩菌で、
塩分濃度が3~4%
なおかつ温度が15度以上の
環境で増殖する。
そのスピードは、他の菌と
比べると、およそ2倍!
ゆでガニの塩分濃度は
4~6%で、増殖するには
適した環境。
そのゆでガニを常温で
持ち歩いた事で菌が、
かなり増殖してしまったと
考えられた。
しかし、この菌は
真水に弱いため、
水道水で洗えば
菌を減らせる。
だが、あの時は袋から
取り出し、洗わずに
食べてしまった。
そのため、殻などに
増殖していた菌を
口に入れてしまった為、
食中毒になってしまったと
考えられる。
その後、奥さんは一晩入院。
脱水症状にならないよう
輸液をしながら、およそ
12時間、嘔吐と下痢の症状に
苦しんでいた。
翌日には無事退院。
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最近では、腸炎ビブリオは
規格基準を制定により、
調理工程などがルール化され
食中毒の件数は著しく減少。
なので、魚介類を食べても
心配する必要はなくなったが、
ゼロではないそうだ。
今回のように冷凍ゆでガニを
食べる際は、正しい解凍方法で
解凍することで菌の増殖を防ぐ。
心配な場合は、水洗いや熱湯を
かけるなどして、菌の量を
減らしてから食べると、
より安全。
お正月に緊急入院!
原因はお雑煮!?
今年もお正月に多くの人が
食べたであろうお雑煮。
お雑煮を美味しく
食べまくっていた男性が、
超激痛に襲われた。
一体、なぜ…