今回は11月19日放送の

世界一受けたい授業

京都大学 野生動物研究センターの

スペシャルスト集団に学ぶ

どうぶつのわかっていること

わかっていないこと

振り返ってみたいと思います。

 

 

人間の瞳にある白目は、

ほ乳類ではとっても珍しい。

 

人に近いゴリラでは、

白目に当たる部分は

真っ黒で、シカやゾウ等も

白目部分が黒ずんでいたり、

見えなかったりするという。

 

その理由は、視線の動きを

悟らせないようにするため。

 

視線がばれてしまうと、

外敵に襲われやすいから

だといわれている。

 

一方で人間は視線で

コミュニケーションを

取るので、目の動きが

目立つように白目。

 

人間とコミュニケーションを

取るワンちゃんもほ乳類の

中では白目が多い。

 

 

動物の中にはまだまだ

わかっていないことがある。

 

 

宮崎県 幸島に住む二ホンザルは

サツマイモを洗って食べることで

知られているが、何故洗うのかが

わからない。

 

しお味をつけたいから?

キレイ好きだから?

という説もあるが不明。

 

 

教えてくれるのは、

どうぶつのわかっていること

わかっていないことを監修

している木下こづえ先生。

 

また、木下先生が所属する

京都大学 野生動物研究センター

を代表する動物アベンジャーズ

徹底解説してくれる。

 

 

 

 

   

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教えてくれるのは、

京都大学大学院 アジアアフリカ

地域研究研究科 齋藤美保先生。

 

キリンの首が長いのは

メスにモテるため

 

キリンはネッキングという

オス同士が首を激しく

ぶつけあって戦う。

 

今年、中国がキリンの近縁種の

化石を調査すると、首は短いものの

ヘルメットのような分厚い頭蓋骨を

持っており、オス同士がメスを巡って

争っていただろうことも判明。

 

今では、あの長い首は高い所にある草を

食べるためというよりは、繁殖競争に

勝つため首が長く進化したということが

有力になっているという。

 

子どもにとって別のお母さんと

一緒にいることで、お母さんは

背が高いのでより早く捕食者に

気づくことができる。

 

お母さんが食べているのを見て、

あの植物は食べても大丈夫だと学べる。

 

 

 

キリンのわかっていないこと

 

他のキリンにお乳を吸われても、

許しちゃうママもいること。

 

 

 

ゾウは耳以外に足ので音を聞く

 

教えてくれるのは、

京都大学 野生動物研究センター修了

京都市動物園 安井早紀先生。

 

ゾウは人間が聞き取れないほどの

低周波を足の裏から感じ取り、

仲間同士で会話をしているという。

 

2004年に起きたスマトラ島沖地震の時は

津波が押し寄せる際に出る低周波を事前に

感じ取って山に逃げたという報告もある。

 

 

   

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ゾウの歯は4本で

一生で5回生えかわる

 

ゾウの歯は上下左右に

1本ずつで、4本しかない。

 

1本の重さはおよそ4㎏で、

表面は洗濯板のように

ギザギザしている。

 

その歯で硬いモノを

すりつぶすのだが、

徐々に歯がすり減って

なくなり、5回生えかわる。

 

野生のゾウは最後の歯が

なくなると、食べられなくなって、

死んでしまう。

 

 

ゾウのわかっていないこと

 

嗅覚が優れているのは

何のためかということ。

 

 

 

ユキヒョウは世界一高い場所に

すんでいるネコ科の動物

 

教えてくれる木下先生によると、

木が成長できない森林限界、

時には標高6000m級の高山などの

過酷な場所に生息している。

 

高低差を使って上手に狩りをする。

 

 

ユキヒョウのわかっていないこと

 

排せつ場所に動物が集まること。

 

 

   

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