今回は2月5日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
綺麗に切り拓かれた敷地
道を挟んで建物が2つ
道路がはっきり見える
整然と手入れされた畑が
衛星写真で見つけた熊本県の
ポツンと一軒家。
最寄りの集落に到着後、
住人を発見!
衛星写真を見てもらうと、
そこには誰もいないと
言われてしまう。
ところが、衛星写真を
見てくれたお父さんから、
目指すポツンと一軒家の住人が
今は隣の家に住んでいるという。
もう今は空き家になっているようだが、
目指していたポツンと一軒家の
持ち主は88歳のこがいつおさんで
あることがわかった。
畑に行ったというこがさんを
探しに行くと、こがさん夫婦の
姿があった。
思いがけず麓の集落で出会った
ポツンと一軒家のあるじ
こがいつおさん87歳。
いつおさんが生まれた家と
育った家は2軒とも空き家。
こが一家は50年前に山を下りたが、
お茶畑は今も栽培を続けているという。
麓にあるこの畑は他所の土地を借りて、
奥さんが主に栽培している。
ちょうど畑仕事がひと段落着いたので
家に帰るというこが夫婦に誘われて、
捜索隊も一緒にお邪魔させてもらえる
ことになった。
Sponsored Links
昭和44年、いつおさんが
35歳の時に3人の子供を連れて
親子5人でお茶畑が広がる山の上の
ポツンと一軒家から移り住んだのが、
麓の川沿いの集落。
25年前に建て替えたという
2階建ての家で今は長男一家と
二世帯で一緒に同居。
今は空き家になっている山の上の
ポツンと一軒家も連れて行って
もらえることになり、辿り着いた。
今はもう、どちらの家も母屋は
残っていないが、道を挟んで
上と下に建っていた2軒は
こが家の本家と分家。
いつおさんは道路の下に建っていた
本家で生まれ、中学1年生の時に今は
物置きしか残っていないが、道路の
上に建っていた分家に養子に
入ったという。
2軒の家の前には両家が営んでいた
茶畑は長年手入れを欠かすことなく、
綺麗に残っている。
かつては今の7倍ほどの広さの
畑でお茶を栽培し、代々お茶農家を
営んでいたこが家。
手入れされた茶畑の脇、
林の中に歴史を物語るものが。
いつおさんが生まれる前、
この山の上にはお茶農家や
林業を生業にした10世帯ほどが
暮らす集落があった。
その集落の共同墓地だった場所、
皆山を下りた後もかつての住人の
墓が約60基ほど残されていたが、
全て無縁仏となっていた為、
10年前にいつおさんが寄せ墓
にして供養している。
Sponsored Links
こが家の分家の従兄弟兄弟2人が
戦争で亡くなり、跡継ぎが
いなくなったため、本家の
次男だったいつおさんが分家を
継ぐことになり、13歳で
養子に入ったそうだ。
分家の跡継ぎとなったいつおさん、
中学生の頃から結婚して子供ができ、
山を下りるまで22年間暮らした
実家の敷地には分家の母屋もすでに
解体され、古びた物置きだけが
残っていた。
奥さんが嫁いできた頃まで
大きな桶があって醤油を
手作りしていた。
大豆や小麦の自家栽培。
奥さんは16歳で嫁入り。
中学校を卒業した翌年、
16歳で嫁いできた奥さん、
それには事情があった。
奥さんの母は元々、こが家の
分家の長女で、いつおさんとは
従姉弟の間柄。
奥さんは母の両親である
祖父母の元に嫁いだ。
奥さんにとって嫁ぎ先の両親が、
昔からよく知る実の祖父母でもあった。
結婚した2年後に
長男が誕生したが、
同年に父親が他界。
その後、子供が3人に増え、
小学校に通うようになると
お茶農家だけで生活するのが
困難となった。
Sponsored Links