今回は、7月11日放送された
カズレーザーと学ぶ。
人生が変わる睡眠
を振り返っていきたいと
思いますので宜しくお願いします。
動物から見る人の睡眠・・・
生きるために眠るのではない!?
総合研究大学院大学
総合進化科学研究センター
教授 渡辺佑基先生によると、
昔はほ乳類と鳥類にのみ
眠りというのは限られていた。
最近になって、は虫類も
魚類もいろんな動物が
眠るってことが確認
されてきたという。
長年、睡眠は脳を持つ動物
特有のものと考えられてきたが、
近年の発表により睡眠の常識が
覆ろうとしている!?
睡眠の起源を
カズと学ぶ。
渡辺佑基先生は、
眠るって言うのは
脳の機能と切り離せない。
でも、動物の中には
脳のない動物もいる。
池や沼など淡水に生息する
イソギンチャクやクラゲの
仲間のヒドラは体長1㎝程度。
ヒドラの睡眠の研究を調べた
結果、活発に動く時間帯と、
活動量を抑えるというのが
明確になった。
体長 約10㎝の逆さまで泳ぎ、
海底で暮すサカサクラゲは
1日の中でかさの動きが
ゆっくりになる睡眠のような
時間帯が見られた。
脳波が測れないので、
完全に睡眠と同じなのか
わからないが、かなり
睡眠と似た状態である。
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神経があり、外部刺激に対して
反応するような動物であれば、
脳のない動物も眠るというのが、
最近わかってきた。
今回の発見によって、睡眠は
脳の有無に関わらず、
生物の進化のかなり根本的な
ところの約5億年以前から存在した
非常に古いシステムの可能性が。
生物に脳があるから
睡眠が必要ではなく、
神経をもつ動物に元々あった
睡眠のシステムを後から
自分の都合の良いように
取り込んできたのかもしれない。
睡眠っていうのは、
脳ができる前からあって、
脳ができた動物をあとから
利用してきた。
学術雑誌「サイエンス」で
発表された根本的に逆の発想。
生物は睡眠状態が標準の姿で、
起床がイレギュラーの姿の
可能性も考えられている。
生物の進化って考えると、
一番根源にある原始的な
動物っていうのは、
海綿動物。
周りの刺激にも無反応で、
ただいるだけ。
進化の過程で
外部を認識するようになって、
体が動くようになって、
だんだん活動量が増す。
覚醒の状態こそが、
後から出てきた。
人間の今の姿っていうのは、
そもそもの生物の根源から
変わった姿。
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アシカは片方の目だけを
閉じて眠る半球睡眠。
右目を閉じる→左脳が睡眠
左目を閉じる→右脳が睡眠
いかに天敵を避けて、
それでいて体も
休めないといけない。
そのせめぎ合いが、
常に起こっていいるわけで、
革新的な眠り。
我々 人間は通常は脳全体の
活動が低下する全球睡眠を
しているが、ある時に
半球睡眠とよく似た状態を
人間も経験していると
櫻井武先生はいう。
第一夜効果という、
初めて泊まったホテルとか、
普段寝ている寝室とは別の環境に
行った時に、普段通りに
寝られない感覚。
半球睡眠とは明らかに違うが、
ローカルスリープ
(局所的な睡眠)の極端な例。
無理して編み出した睡眠。
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