今回は7月18日放送の

謎解き!伝説のミステリー

人々はどう命を守った?

歴史に学ぶ南海トラフ地震

を振り返ってみたいと思います。

 

 

 

やがて訪れるとされる巨大地震。

 

最新研究では、30年以内に

70~80%の確率で

南海トラフ地震が起こると

いわれている。

 

 

 

南海トラフ地震に備える!

巨大地震の謎

先人に学ぶ令和最新!

防災対策

 

 

1854年(江戸時代)・和歌山

1287人を救った

「かがり火伝説」の謎

なぜ村人たちは命を

守ることができた?

 

その秘密がわかる

ミステリースポットは、

実際に大地震の被害を受けた

和歌山県 有田郡 広川町。

 

南海トラフとは、

静岡県の駿河湾から宮崎県の

沖合の海底に続く、

水深4000m級の溝のこと。

 

その震源地となるのが、

南海トラフ地震。

 

1854年12月24日 夕方4時頃に

マグニチュード8.4の

安政南海地震が発生。

 

地震発生から約40分後に

大きな波が村を襲ったという。

 

紀伊半島から九州東部まで、

広い範囲で津波が押し寄せ、

場所によって15m近い津波も。

 

当時、この辺りは

広村という村だった。

 

この地震で家屋は壊され、

その後に襲ってきた津波で、

半数近くが流されてしまった。

 

この村では過去に何度も

津波の被害に遭っていた為、

避難場所が決められていた。

 

防災システム研究所 所長

山村武彦さんによると、

濱口梧陵さんが稲わらを

積み重ねた稲むらを燃やして、

避難場所までの

誘導灯を作った。

 

 

   

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歴史学者 磯田先生によると、

歴史と共に神社などは高台に

移るケースがある。

 

率先避難者という言葉があって、

声を出しながら逃げることは

非常に重要。

 

 

 

684年(飛鳥時代)・高知

四国の形を変えた!?

日本の記録上最古の

南海トラフ地震の謎

1300年前になぜ村が沈んだ?

 

教えてくれるのは、

JAMSTEC 高知コア研究所

谷川亘博士。

 

720年に完成した国家の歴史が

記された歴史書 日本書紀に

天武13年 西暦684年

10月14日の夜10時頃、

大地震が起きると書いてある。

 

日本書紀の記述を踏まえると、

マグニチュードは8.2~8.3

だったのではないかと

谷川博士はいう。

 

この白鳳地震によって、

道後温泉のお湯が

出なくなる被害も

出ていたみたい。

 

白鳳地震の跡が残るという

柏島の海底にあるものは、

地震の時に一夜で

沈んだとされる村の痕跡

(黒田郡)。

 

 

   

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なんで、東海トラフ地震で

村が沈む?

 

地球の表面は何枚もの

プレートで覆われている。

 

そのプレートは1年間に

数㎝くらい動く。

 

海のプレートがちょっとずつ動いて、

陸のプレートが押し込まれると、

エネルギーがたまって、

100~150年周期で巨大地震を起こす。

 

 

1300年前は、それに加えて

地盤沈下も起きたから、

村が沈んだと考えられる。

 

土佐大震記によると、

黒田郡があったのは、

室戸岬から足摺岬にかけて

海に沈んだと言われている。

 

磯田先生によると、

沈下した範囲は沿岸部の

一部のみと考えられる。

 

地震研究家 都司嘉宣先生に

よると、沿岸部 約3㎞四方ほどの

土地が地盤沈下したと考えられる。

 

 

   

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