今回は、2月27日放送された

カズレーザーと学ぶ。

今の時期だから知りたい

アレルギーの新事実

を振り返っていきたいと

ますので宜しくお願いします。

 

 

前文

 

 

花粉症研究・

治療のエキスパート

日本医科大学大学院

日本アレルギー協会理事

大久保公裕教授。

 

大久保先生によると、

花粉症が1年で根治する

可能性がある。

 

その研究は10年以上前から

はじまっていて、他の

ワクチンなんかにも

応用されている。

 

 

人間の抗体は大きく5種類。

 

 

 

 

ウイルスや細菌感染はIgG、

アレルギー反応はIgE。

 

ウイルスや細菌感染は

感染スピードが速いため

IgG抗体がすぐ働くように

なっている。

 

なので、時間をかけてIgE抗体を

出さなくさせるより、感染したと

思わせて、IgG抗体を作る体に

したほうがよい。

 

そこで、花粉と一緒に体に害を

及ぼさないウイルス アジュバント

を入れることで、体にウイルス

だと思わせ、花粉用のIgG抗体を

作らせる。

 

すると、次に花粉が入ってきても

IgE抗体ではなく、IgG抗体に付着

するため、アレルギー反応が起きない。

 

一度、そういう体になっても

元のIgEをつくる体に戻る人と

戻らない人がいる。

 

ただ1回、免疫をかけた場合、

もう一度同じ形で反応が起こる。

 

 

   

Sponsored Links

   

 

 

IgE抗体は元々、寄生虫。

 

寄生虫は害がありそうでない

というもので、寄生虫を

お腹に飼ってた人=IgEが多い。

 

今は寄生虫とかほとんど

ないので、IgEをつくる

メカニズムとしてあるのは

アレルギーが最も多い。

 

 

花粉症米

 

遺伝子組み換えをして、

お米の中に花粉のタンパクが

入っている。

 

スギの人間が感知する

主要な部分が組み込まれて

いるので、スギの味はしないし、

スギの全部のタンパクが

ここに出ている訳ではない。

 

花粉症米を作る

→いくらでも増やせる

 

そのため農林水産省はこれを

一生懸命作ろうとしている。

 

スギ花粉不足がなくなる。

 

 

普通のお米と見分けが

つかないので、

スギ花粉症じゃない人が

食べると発症するかも。

 

そのため、治療薬でしか

花粉症米は使えない。

 

米粉とかライスペーパーとかは

別にして、治療薬として

販売できないか検討中。

 

実験では1年でこれから先、

2年やったほうがいいかも。

 

アジュバントを使った

米での治療も速くなる。

 

そういった意味では全部、

組み合わせによって、

どれが一番いいか

研究している。

 

 

   

Sponsored Links

   

 

 

藤田医科大学 ばんたね病院

日本アレルギー学会 理事

矢上晶子教授によると、

鼻炎など一般的なアレルギーより、

時に症状が激しい食物アレルギー。

 

矢上先生によると、アレルギーは

遺伝と環境で決まる。

 

非特異的IgE値は、

アレルギー体質の人ほど

高く出る傾向がある。

 

正常な成人が170未満

のところ、アレルギー

皮膚炎患者は5000を

超えることも。

 

幼少期清潔でない環境で育つ

→非特異的IgE値が低い

 

 

魚の寄生虫であるアニサキスは

胃の中に入ると、激痛や食中毒を

起こすことで有名だが、死んで

いてもタンパクそのものに免疫が

反応して、アレルギー症状を

起こすことが。

 

 

マラセチアは人や動物の皮膚に

存在する常在菌で、普段は

おとなしく皮脂腺から出る

皮脂を食べて生息している。

 

だが、アトピー性皮膚炎の

患者では、マラセチアが

増殖しやすく、汗とともに

流れ出て、接触面が増えると

免疫が反応、かゆみの原因に。

 

マラセチアを増殖させないため

入浴・シャワーで患部を清潔に

保つことが大切。

 

 

 

   

Sponsored Links