今回は7月12日放送の
チコちゃんに叱られる!
Don’t sleep through life!
を振り返ってみたいと
思いますので
宜しくお願い致します。
何も考えないで、
のほほんと暮していると
チコちゃんに叱られますよ。
なんで「やるな」って言われると
やりたくなる?
人間は自由な生き物だから
詳しく教えて下さるのは
社会心理学を研究している
昭和女子大学
今城周造特任教授。
今城先生によると、
「やるな」と言われると
逆にやりたくなってしまう
現象が起こる理由には、
自らは自由だと考える
人間の心理が大きく
関係しているという。
例えば、タカシ(オカムラ)
くんは子どもですが、
直感的に「自らは自由だ」と、
考えていて、そこに
「お菓子を食べるのはやめろ」
と、母によって彼の自由が
侵害される。
母にタカシの自由が奪われる
→大きなフラストレーション
(欲求不満)
これにより、タカシくんは
大きなフラストレーション
が生まれる。
それを解消するための
一番の方法は、
禁止や制限を受けて
侵害された自由
→禁止を破ることで回復
これで、
フラストレーションは
解消される。
人からダメと言われると、
自由じゃなくなり、
フラストレーションがたまる。
そこで、ダメと言われたことを
あえてやり、それを解消する。
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これこそが、人が
「やるな」と言われた
ことをやりたくなる仕組み。
このように人は本来、
自由であり、それを
侵害されたと、自由を
回復するために
抵抗しようという
欲求を持っている。
心理学の世界では、これを
心理的リアクタンスと呼び、
逆に「やれ!」と言われると
やりたくなくなるという
気持ちも、同様に説明できる。
例えば、そろそろお風呂に
入ろうかなと考えていた時に
「お風呂に入れ」と強制される
ことで、タカシくんの自由は
侵害される。
その結果、強制された行動を
あえて行わず、侵害された
自由を回復しようとする。
これも心理的リアクタンス
によって起きる現象。
マーケティング分野においても、
数量限定の商品は本来、自由に
買えるべき商品に購入制限を
つけることで、買う人の自由を
侵害している。
数量限定
→買う人の自由を奪う
→逆に買いたくなり、
売上げUP!
一方、過度な押し売り
「絶対買え」みたいな
売り文句を見ると、
逆に買いたくなる。
購入を強制され、
自由を侵害されたことで
逆に買いたくなる
心理的リアクタンス効果に。
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心理的リアクタンスの
売上への影響を
2日かけて検証
1日目は「絶対買うべき」や
「買わないなんてありえますか?」
などとかかれた「買え」と
言われると、買いたくなくなる
はずのリンゴ売り場を設置。
1日の平均売り上げは
100個だが、結果は84個。
心理的リアクタンス効果で
購入強制に抵抗が…
でも、リンゴを手に取り、
次々とカゴの中へ入れる
女性は一度、ポップを
見た上で、さらに
リンゴを追加。
合計5個のリンゴを購入した
女性は、毎朝 食べてるんで
まとめて買っているという。
今城先生によると、今日は
リンゴを買おうと決めて
来た人は買わないという
選択肢がないという。
2日目は「お一人様2個まで」
など、自由に買うことを
制限することで、
心理的リアクタンスの
効果により、逆にリンゴが
買いたくなる売り場を設置。
値段と場所は1日目と同じ。
昨日買わなかった人が、
購入するなど、
個数制限で買いたくなる人が。
個数制限に気づかず、
7個買おうとして5個戻す
お客さんもいたが、
2日目の売り上げは56個。
この日は前日より、
気温が約6℃低下。
それにより、リンゴの
売れ行きが伸び悩んだと
考えられるそうだ。
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