今回は、2025年3月4日に

放送されたカズレーザーと学ぶ。

を振り返っていきたいと

ますので宜しくお願いします。

 

 

再開発で激変する東京

赤羽せんべろ街消滅問題

 

都市政策を専門的に研究

明治大学政治経済学部 教授

野澤千絵先生によると、

今現在、東京都内の再開発が

63か所で行われ、総事業費は

約7兆2000億円。

 

せんべろの聖地と呼ばれていた

京成立石の呑んべ横丁は、

2023年8月に駅前再開発のため、

立ち退きが完了。

 

立石周辺で南口北口総戸数

約1850戸のタワマン街に

なってしまう。

 

せんべろ街みたいな

古い木造家屋で燃えやすくて、

耐震性がない所を

再開発にしていく。

 

赤羽せんべろ街

※赤羽一番街商店街には低価格の

飲食店以外の店舗もあります

駅の東口に位置しているが、

元々は戦後に栄えた場所が

1946年に復興会商店街

というふうになって、

現在のせんべろ街に

つながっている。

 

赤羽東口の第一地区と

呼ばれているところに

タワーマンションが

建つことになっている。

 

呑兵衛の聖地

→再開発で金太郎飴化

画期的な街

 

再開発ラッシュで、

次々と失われゆく古き良き

日本の街並み。

 

街の個性を残すには?

 

変わりゆく東京!

街づくりの裏事情をカズと学ぶ。

 

 

   

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容積率と呼ばれる

敷地面積に対する

延べ床面積の割合があるが、

あることをすると容積率の

ボーナスがもらえる。

 

あることとは、公共貢献で

住宅を建てたり、広場や

子育て支援施設を造ったり、

道路を広くするなど、地域の

ためになる事業のこと。

 

赤羽の再開発の例でいくと、

赤羽駅前の容積率は600%と

決まっている。

 

今回の再開発事業によって、

小さな広場・道路拡張・

駐輪場150台・タワマンを

つくることで、容積率が

200%ボーナスされることに。

 

単純計算すると、地上20階建て

前後のマンションだったものが、

地上26階建てのマンションを建てる

ことが可能になった。

 

容積率はインフラなどへの

負荷を考慮して決められている。

 

容積率ボーナスを

ゲットしやすいような

高メニューが選ばれがち。

 

 

再開発のタワーマンションは

高コストになりやすい。

 

つまり、元々いた地主・

テナントの建物を解体する

解体費や補償費などが

上乗せされる。

 

更地にタワーマンションを

建てるよりも割高になりがち。

 

再開発ビルになってしまうと、

元いたせんべろ街のテナントも

賃料が上がるし、なかなか

戻ってこれない。

 

 

   

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東京都が決めたメニューではなく、

地域と共同して住民の意見を

取り入れるとか、せんべろ街でも

全部を残すのは難しくても

一部残すとか、方法はある。

 

街の個性を生かした再整備の

成功例が下北沢駅周辺の

下北線路街。

 

区と電鉄会社と住民が

何度も話し合いつくられた

街並みにタワマンは無く、

低層の建物。

 

高すぎない賃料設定とすることで、

店主の顔が見える

個性的な店舗が集まる。

 

地域とも共存し、

サブカルの街・下北らしさを

残すことに成功した。

 

地方都市(和歌山市・長崎市など)

でも再開発。

 

2016年に起きた熊本地震で、

多くの文化財が倒壊。

 

歴史ある街並みに爪痕を残したが、

被災した街並みを再生しようと、

地元に住民たちがプロジェクトを

立ち上げ、生まれ変わる街の歴史を

つないでいる。

 

 

   

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