今回は7月26日放送の
ビーバップ!ハイヒール
クラゲの生存戦略
を振り返ってみたいと思います。
関西にある海遊館では、幻想的な空間に
300以上のクラゲが漂う海月銀河が今年の
3月にオープンしている。
また、神奈川県にある新江ノ島水族館や
山形県の加茂水族館など全国的にも
多くの水族館でクラゲの特別展示が
行われているそうです。
人気の秘密は、神秘的な見た目。
メキシコ沖の深海に生息する
ハリトレフィスは、妖艶な薄い
ピンクと紫色に光るその姿はまるで、
深海の打ち上げ花火のよう。
地中海イボクラゲは別名、
目玉焼きクラゲと呼ばれている。
その理由は、目玉焼きに
そっくりだから~。
チコちゃん風に言ってみよう!
世界には3,000種類以上の
クラゲが生息し、どれも
個性的な姿をしている。
クラゲの不思議
クラゲには心臓も脳もなく、
95%は水で出来ている。
だから、体も透明。
クラゲは体全体が、
心臓でもあり脳でもあるようで、
全身の運動がポンプの役割を果たし、
体中に栄養を運び、脳のかわりに
神経が全身に張り巡らされていて、
刺激を受けると、反射的に体を
動かす事ができるという。
つまりクラゲは、考えることなく
生き物としてプログラムされた
ものを忠実に守っているだけ。
脳も心臓もなく、分類上は
プランクトンとされているが、
恐竜よりはるか昔、3億年もの
厳しい自然環境を生き抜いてきた。
そこにはクラゲの
生存戦略があるという。
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クラゲは大人になるまでに5段階
もの変身を遂げる
卵から孵ったばかりの第一段階は、
0.2mmほどの丸い粒(プラヌラ幼生)
それだと厳しい環境では生きられない!
そこで、岩陰などの安全な所に隠れ、
第二段階のポリプに成長。
さらに成長が続くと、体がどんどん
裂け始める第三段階ストロビラに!
(これは自身のクローンを作る)
上の1匹、1匹が大きくなって
私たちの見慣れたクラゲの姿である、
第五段階メデューサに!
多くの卵を産む生存戦略の
生物もいるが、クラゲは
さらにクローンを作り、
子孫を残すという特殊な
生存戦略で厳しい世界を
生き抜いてきた。
そんなクラゲの秘密を
教えてくれるのは、
海遊館クラゲ研究員の
村井貴史さんは、
クラゲ銀河のプロジェクト
を率いている。
村井さん曰く、クラゲは
私たちの想像を超えるような
生き抜く知恵を隠している
面白い生き物だとという。
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カツオノエボシ
傘の大きさは、およそ10cm
生息地は、太平洋など広く分布。
無数の触手から毒針を発射させ、
魚は強烈な電撃を受けたかのような
衝撃が襲う。
ところがとっても寂しがり屋。
実は、カツオノエボシは
無数の小さなクラゲの集合体で
そこには驚くべき戦略が
あるのだそうだ。
小さいクラゲは、子孫を残す前に
死んでしまう可能性が高いので、
たくさんの固体が役割ごとに形を
変えて集まり集合体を作る。
浮き袋担当 生殖担当 捕食担当
さらに、それぞれの固体同士は、
すべての固体が小さな穴でつながっていて、
その穴を通して全員で栄養を共有している。
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