今回は10月28日放送の

ポツンと一軒家

を振り返ってみます。

 

 

衛星写真を拡大すると見えてくる、

山奥にポツンと建つ一軒家に

スポットを当てる番組で今回は

東京都の檜原村の立派な

ポツンと一軒家

 

赤い四角い屋根で

道路は確認できる

場所にある。

 

前回分はこちら

 

 

   

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峠の茶屋も昔、この家の叔父

うどん屋をやっていたそうなので、

目的だった家も、おそば屋さんも

3軒全てミチコさんの親戚

所有していたものだった。

 

ミチコさんがおそば屋さんを

始めた築400年の古民家。

 

 

 

 

建てられたのは1603年、徳川家康

江戸幕府を開いたはじめと伝えられ、

14代に渡り先祖代々継承された。

 

元々は茅葺き屋根だったが、

今は雨漏りを防ぐため、

トタンを被せて補修してある。

 

 

山奥でおそば屋を始めた理由

 

ミチコさんの母の実家で、

おじいさん・おばあさんが

居るので小さい頃から

連れられて、実家に行こうって

一緒に付いて来ていた。

 

平成2年にミチコさんの祖父

亡くなり、ずっと空き家に。

 

締め切ると、ボロボロだから、

どんどん悪くなっちゃうと思った

ミチコさん。

 

この場所は空気がいいし、

水も美味しいので、冷たいおそばが

出せるかなと19年前から、

そば屋をここで始めたという。

 

 

 

平成11年「そば処 みちこ」開店。

 

平日だとそんなにお客さんが

いらっしゃらない事から

今は、祝日のみ営業。

 

営業時間は、午前11時~午後3時半迄。

 

昔、祖父母が暮らしていた部屋を

そのまま客席にしている。

 

多い日には100人もの

お客さんが訪れるそうです。

 

一番人気メニューは、

手打ちのニハそばと

山菜の天ぷらセット

税込1,200円。

 

 

そばを打つのはミチコさんの

主人で退職した6年前から

お店を手伝っているそうです。

 

竈は、コンクリートと

粘土質の土を混ぜて、

石を入れて固めた手作り。

 

水は、ポンプで汲み上げた

沢の水を使用。

 

水道水より冷たい水にする事で

蕎麦に独特のコシがうまれるという。

 

山菜は敷地内の山で

ミチコさんが金曜日に

山に入り収穫したもの。

 

 

   

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江戸時代の役割

 

昔、この場所はお代官様が山から

下まで行く時に休んでいく場所

だったそうです。

 

一軒家の目の前を通る登山道は、

戦国時代以前からこの地を

通っていた古甲州道(甲州裏街道)。

 

府中と甲斐国を結ぶ旧街道で

江戸時代、物資流通の要路であった。

 

家の周りに幕府管轄の山が5つあり、

頻繁に訪れる代官が休憩所として

使えるように、江戸幕府の命を

受けていたのだという。

 

当時は屋根裏で沢山の蚕を飼い、

繭から作る生糸を売って生計を

立てていたという。

 

さらに、江戸時代から炭焼きが盛んで、

この家も養蚕業の傍ら、炭焼き問屋も

行っていたそうです。

 

 

長年続けてきた「そば処みちこ」は、

今年の11月で閉店するという。

 

暖簾はおろしても、愛着のある

この家を守り、歴史をつないで

いきたいという。

 

 

   

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