今回は7月14日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
大きく切り拓かれた土地
家の前に道が
衛星写真で見つけた愛知県の
ポツンと一軒家を目指し
最寄りの集落から捜索開始する。
まずは情報を得るため
地元の人を探し、
出会ったお母さんの言っていた
道を進むと目指していた
ポツンと一軒家に辿り着いた。
ポツンと一軒家の主は、
イマイズミノブオさんは
里山の自然を守っている。
そのため、自生する野花の
保護のために草刈りを行っている。
エビネ蘭、ヤマシャクヤク、クマガイソウ
など、自生で出ているものを守っていくのが
イマイズミさんの楽しみだという。
田畑の世話、山里の整備で忙しい
イマイズミさんは普段、母屋の
隣の離れで生活し、農作業の
休憩時にも利用している。
農業をやっていると、地下足袋を
脱いだり履いたりするのが面倒、
土間が続いている離れでは、
仕事の途中でもそのまま入れる。
隣の和室に2段ベッドを置き
寝室にしている。
たまにやってくる家族や友人が
泊まっていけるように、2階にも
宿泊用のベッドがある。
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母屋を挟んで離れの反対側に建つのは、
明治時代に建てられた蔵。
蔵の中は、土壁があるので
夏でもひんやり、お米も貯蔵している。
さらに昭和3、40年代に一般電話が
普及していない市町村などで設置された
地域住民共有の有線電話が残っている。
通話は地域内限定で、地区のお知らせや
音楽放送などにも使用され、全国で
300万台以上普及していた時もあったようです。
母屋と蔵の間には農機具置き場には、
台風などで倒木や土砂を撤去する
機械がおいてあり、行政に頼らず、
イマイズミさんが自ら撤去する。
田舎に住むって事は、人を頼っちゃダメ、
自分で工夫してやるしかない!
母屋はほとんど使っておらず、
昔からの家財道具が残っているという。
この地域では、各自治体で禁止される直前まで
土葬の習慣があったそうで、イマイズミ家も
先々代まで裏山に埋葬されていたが今は、
別の場所に移したのだそうだ。
おばあさんのお葬式では、
棺桶を土に入れる時の
写真が残っていて、
縄で吊るして、両方から降ろした。
その時は皆、全然悲しくなく、
ニコニコしている写真も。
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そこへ、貰ったネギを届けに
イマイズミさんのお兄さんが
軽トラでやって来た。
1964年10月10日
東京オリンピック開催で、
9月9日に聖火は沖縄を出発。
鹿児島・宮崎・北海道へと渡り、
4つのルートで東京へ運搬された。
イマイズミさんのお兄さんは、
宮崎から太平洋側を走る区間を担当、
聖火トーチを持って走るランナーの
後ろについて旗を持って走るうちの
1人だったそうだ。
週に数回、麓の自宅から通い
畑仕事をするお兄さんは弟のことを
草刈って山里を守り、人間が住めるように
してくれている事を有難いと感じている。
そしてまた別の車がやって来た。
浴槽で飼育しているアマゴの
燻製づくりを手伝ってくれる仲間
の訪問で会った。
捜索隊にはアマゴの塩焼きを
ご馳走して貰える事に。
イマイズミさんは、同じ大学の
1年後輩だった奥さんと結婚。
二男二女が誕生し、自宅に帰るのは
月に1度くらいだが、
サラリーマン時代とほぼ同じ生活。
イマイズミさんには、
山の資源を利用して
仲間が気軽に集まれる
高床式で校倉みたいな
ログハウスと電気での
発電でいつでも入れる
露天風呂を造りたいという
夢があるそうだ。
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