今回は10月10日放送の

ビーバップ!ハイヒール

関西地方の隠れた名建築

の回を振り返って

みたいと思います。

 

 

関西を代表する高級住宅街 芦屋、

阪急の駅前から川沿いを北上すると

山の斜面に溶け込むように建っている

不思議な形の建築がある。

 

そこには石造りの洋館がある。

 

これは1924年築の

造り酒屋「櫻正宗」

当主が建てた邸宅だったが

現在は、ヨドコウ迎賓館

(入館料500円)として

一般公開されているという。

 

設計したのは、20世紀を代表する

アメリカ人建築家の

フランク・ロイド・ライト

 

ニューヨークのグッゲンハイム美術館

も手掛け、近代建築の3大巨匠と

呼ばれている。

 

 

ヨドコウ迎賓館には、世界的建築家

工夫が隠れているという。

 

まず玄関から入ろうとすると、

入口の幅が大人一人

ようやく通れるほどしかない。

 

これは入り口をあえて

狭くすることで、

中の空間を広く

感じさせる演出。

 

フランク・ロイド・ライト

建築は、この手法を良く好む。

 

 

また、部屋の上側には

沢山の小窓がある。

 

湿気の多い日本の気候に

配慮して170あり、天井に

照明器具を設置しなくても

十分な光がとれている。

 

窓には緑色の銅板があり、

10円硬貨などにつく緑の錆、

緑青をあしらい、家の周りにある

葉の色に近づけて自然を

感じさせている。

 

 

ダイニングの右手にある

バルコニーから外へ出ると、

芦屋の住宅を見渡す事が

できるのだそうです。

 

 

   

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しかし気になるのは、

横に伸びた奇妙な

デザインの外観。

 

この家は、大抵の建築家なら

しり込みする急な斜面の上に

建っていているようだ。

 

しかしライトは、家を

水平方向(横長)に広げていた。

 

これにより、斜面の上で

広さを確保する事に成功!

 

こうした建築手法が

世界的に見直され、

今年 アメリカにある8つの

ライト建築が世界文化遺産

登録されたそうだ。

 

そしてアメリカは今後、

ヨドコウ迎賓館世界遺産

追加登録を目指すという。

 

 

関西にはこうした世界遺産クラスの

素晴らしい建築が数多くあり、

多くの人は街に埋もれたその価値に

気付いてはいないと、建築史家の

倉方俊輔先生はいう。

 

関西の建築について多くの本を

執筆し、街の隠れた名建築を

巡るイベントも主宰されている。

 

 

 

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関西絶景建築

 

第5位 甲子園の近くに…

数奇な運命の建物

 

阪神甲子園球場から車で4分程

北上した所に行くと、住宅街の

真ん中にレトロな巨大建築。

 

そこは、武庫川女子大学

甲子園会館があるのだが、

その外観は歴史を感じさせる

つくりになっている。

 

このキャンパスは、

高級ホテルとして

使われており、その

名残がある。

 

その名も甲子園ホテル

 

 

東京にあった帝国ホテルと並び、

東洋一とうたわれ、皇族著名人

に利用されていた。

 

ホテルが誕生したのは

大正時代の末期で、

数奇な運命を持つ男たち

よって造られていた。

 

 

   

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