今回は4月5日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
山々に埋没
衛星写真で見つけた富山県の
ポツンと一軒家を目指し
最寄りの集落から捜索を開始。
集落に到着。
一本道を走っていると
左側にお母さんが2人
座り込んで話をしている
姿があった。
衛星写真を見て貰おうとするが、
まだ見せてもいない時から
この辺りにはポツンと一軒家は
ないと言われてしまう。
「この村の奥に2軒あったけど、
今はおられんわ。」というお母さん。
衛星写真を見て貰ったが、
その場所ももう何年前かに
住んでおられたんだけど、
もう出られて
空き家になっているという。
そこへ、たまたま散歩中に
通りかかったお父さんが
ポツンと一軒家に心当たりが
あるという。
元々、目指していた
ポツンと一軒家から約2㎞先に
確かにポツンと一軒、家が
建っていた。
お父さんに言われて、お母さん達も
思い出したようだが、どうやらそこには
飲食店があるようだが、今でも営業
しているかは定かではないらしい。
捜索再開
今もやっているかどうかが
わからないが、とにかく
教えて貰った山奥の飲食店を
目指す事にした。
目印となる公園を目指すが、
上り坂の傾斜がどんどん
急になっていく。
高台の公園を抜けてさらに先に進み、
延々と続く上り坂を走っていると
集落跡のような場所を発見。
その先で、車と建物が
一気に出てきた。
その奥から鳥居、飲食店を発見!
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地元の人の教えて貰った富山県の
ポツンと一軒家にたどり着いた。
建物の正面には、
弘法の霊泉 宿八十八 やとはち
の文字があった。
ポツンと一軒家の主
ミウラシンイチさん67歳
奥さん63歳の夫婦が
明るく親切に迎えてくれた。
自家製のお茶を頂きながら
待つこと10分、夫婦で登場。
奥さんは着物を着て来てくれた。
シンイチさんによると、
ここは料理屋が主で
宿はプラスアルファ、
店舗兼住宅とのこと。
富山市内の方に自宅はあるが、
冬は道が閉鎖れてしまうので
春になって雪が溶けたら
ここへ上がってくると
奥さんが説明してくれた。
豪雪地帯のこの辺りは、
2m以上の雪が積もり、
通ってきた山道は
冬季通行止めになる。
のんびりと出来る範囲で
おもてなしをする為、
ご宿泊は1日1組限定!
お客様は、県外や外国から
訪れる方が多いらしい。
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夫婦2人だけで料理宿を営業、
料理はおまかせコースのみ。
昼食は10名、宿泊は1組限定。
シンイチさんは高校卒業後、
高野山の宿坊で精進料理を学び、
京都や東京の有名料亭で
料理人修行を積んだ。
28歳の時にニュージーランドへ渡り、
3年間 日本大使館の公邸料理人として
働いた後、任期を終えて現地の
ホテルのレストランに勤務した。
この日の宿泊客1組への夕食は、
・ 漬けサーモン タルタル仕立て
・アボカドと椎茸の練り玉焼き
・鮭の信田巻き錦繍あんかけ 等
日本の食材が簡単に手に入らなかった
ニュー人ランドに居た頃の経験を活かした
発送豊かな料理が並ぶ。
お客さんのお目当てはシンイチさんの料理。
料理の他に温泉ではないが、
檜風呂がある。
この場所に料理宿をを開いた
きっかけは、水。
母親が帯状疱疹になって
チクチク痛いらしく、
この山の山頂で湧いてる水が
弘法大師が湧かしたという
謂れがあった。
母親が弘法大師の真言宗を
信奉していたので、そのお水なら
自分の体に何かいいものを
与えてくれるだろうと思った。
そこでお風呂に入れて貰って
1ヶ月ほど通ったら後遺症が
なかったという。
この水を使って巷の人に
ご利益になることをしたいと
母親に言われて、30年前に
親子で開店させていたのがはじまり。
弘法大師ゆかりの四国八十八カ所に
因んだ末広がりで、縁起が良いと
八十八の屋号をつけた。
湧き水は、料理や
お風呂などに使用している。
普段、ミウラさん夫婦が
掃除などをして、お世話を
しているという弘法大師
ゆかりの護摩堂。
その中には、
弘法大師が錫杖で穴を開けた
石があり、そこで護摩を焚いた。
その上にお堂を建てて護っている。
ここは昔、多くの人が住む村で、
山頂の村で水の確保に苦労した。
そんな村に、1200年前
弘法大師が諸国行脚の際 村に立ち寄り、
錫杖を地面に突き立てると水が湧き出した
との言い伝えもあるそうです。
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サルヒラ 様
ポツンと一軒家、拝見いたしました。生き方に共感しています。
さて、宿でお使いの大堀相馬焼(福島県浪江町大堀)ですが、二重の青ひびの陶器はどうしてここにと嬉しかったです。私の実家は窯元ですが「陶芸の杜」は原発事故で帰還困難区域です。かつては全国に発送しましたが、何処でお求めになったか、興味を持ちました。代々真言宗豊山派で家の中に弘法様をお祀りしてきました。お母様のこと親近感を持ちます。お料理に人生を創る豊かな心象風景を拝見、原発で故郷喪失のなか、美しい自然が脳裏に拡がりました。