今回は4月5日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
立派な建物
屋根が特徴的
二重の塔?
2階建て?
他にも建物が数棟
衛星写真で見つけた徳島県の
ポツンと一軒家を目指し
最寄りの集落から捜索を開始。
集落に到着。
いきなりお父さん発見。
衛星写真を見て貰うと、
「あぁ あぁ おらんわ」
と返答されてしまった。
ところが、土曜日の夜戻って来て、
日曜日に帰りよるという情報を頂く。
目指すポツンと一軒家は、
70歳代のサネヒラさんが
毎週末帰宅しているらしい。
捜索再開
この日は日曜日なので、教わった通り
走って行き右側が崖の砂利道を進む。
砂利道に入って15分、
立派な家が見えた。
ポツンと一軒家の主、
サネヒラサダハルさん72歳
深い山奥で先祖が開拓し、
11代に渡り生活しているサネヒラ家。
かつては家の裏山の急斜面で、
こんにゃく芋を育てて
生計を立てていたが、
畑に植林し、林業に転業。
今も斜面に築かれた石垣に
こんにゃく芋畑の
石垣の跡が残っている。
小学校まで歩いて40分以上かかる
山奥で、家業のこんにゃく芋農家の
手伝いをしながら学生時代を過ごした
サダハルさん。
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サダハルさんは高校卒業後、
実家を離れて、徳島市内の料理屋で
板前として働き、28歳の時に
お見合い結婚した。
実家には両親が2人で暮していたが、
35年前に父親が他界。
一人になった母親を徳島市内の自宅で
同居させてからは、サダハルさんが
週末だけ往復4時間掛けて
実家に通っているという。
サダハルさんは3年に一度、
空き家の屋根を定期的に
塗装している。
2階建ての納屋・昔の牛舎の屋根も
ペンキを塗り、定期的に手入れを
行っている。
杉の丸太梁と松の木の梁を交差させて
頑丈に組まれたサネヒラ家の母屋は、
腕木を外に長く伸ばす事で深い軒を作り、
強い日差しや雨風から家を守る伝統工法の
船枻造りで建てられた。
風情ある木製の引き戸を開けて入る母屋。
40年も住んでいないとは思えないほど、
家の中はキレイに片付き、凝った細工が
施された書院窓や欄間も埃ひとつなし。
畳の下には板を敷いて、
畳を腐らないようにさせていた。
徹底して管理しているからこそ、
家が傷まず奇麗な状態で保っている。
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43年前、実家で結婚式を挙げた。
今でも法事で親戚が集まる。
週末は居間で過ごす。
その奥は炊事場で、
昔使っていた竃は
最近では使っていないが、
使えるはず!
家の外に独立したお風呂場は昔、
五右衛門風呂だった。
空き家を守り続ける理由について
サネヒラさんは、亡き父に託された
この家は幼い頃からの思い出が詰まった
かけがえのない場所。
この山で代々暮して来た
サネヒラ家の11代目として
自分が元気なうちは
大切に守り続ける覚悟でいる。
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