今回は8月16日放送の
林修のレッスン!今でしょ
30℃超えが続く今、
やっていたら危ない!
間違いだらけの保存術
を振り返って
みたいと思います。
朝食で作った味噌汁
夕食で飲んでも大丈夫?
株式会社食品部生物センター
代表取締役山口憲太先生によると
検証の結果、30℃で保存した場合、
朝作った味噌汁を夜飲むのは
絶対にやめて。
6時間以上の味噌汁は、
食あたり・食中毒の
原因になるので
飲まない方が良い。
放置しただけで食中毒に
なりやすいのはなぜ?
ナビタスクリニック内科医
久住英二先生は、とくに
危険なのが食中毒を引き起こす
ウェルシュ菌だという。
味噌汁の保存方法を間違えると、
ウェルシュ菌が増加して、
リスクが一気に高まるので注意。
この菌は、肉・野菜・魚に
すでに付着していて、
キレイに洗っても
ゼロにはできない。
適切に保存しないと、
菌が増えてしまう。
ウェルシュ菌は加熱しても、
殺しきることができない。
菌にとって生きにくい環境になると、
耐熱性のバリアを張って身を守り、
100℃で4時間 加熱しても
ウェルシュ菌は死なない。
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早く粗熱を取る方法は?
食品保存アドバイザー
島本美由紀先生は、
50分かかる味噌汁の粗熱とりを
フライパンを使えば2分で
完了するという。
冷却方法①
フライパンの上に
氷もしくは保冷剤を置く。
冷却方法②
鍋を置いたら水を注いで
周りを氷で固める
おみそ汁をかき混ぜながら
2分待っていれば、温度が
下がっている。
ポイントは鍋の下にも
氷・保冷剤をお置くこと。
冷蔵庫で保存すると、
だいたい3日位は大丈夫だが、
夏場に関しては冷蔵室の
開け閉めも多いので、
2日で食べきるのが良い。
食べかけのカレー
放っておくとどうなる?
この時期、常温で保存していると、
味噌汁の3倍以上も菌が増える。
カレーは8時間で
菌が1400倍に増殖!
ウェルシュ菌が
増えやすいのは
40℃~45℃。
最適な温度か下回った所で
温めると、また菌が増える。
山口先生によると、
8時間放置したものから
食あたりや食中毒を
起こす菌数を検出。
カレーは一晩寝かすと
美味しくなるというが、
この時期のカレーを
常温保存で一晩置いたら
絶対食べない方が
良いという判断になる。
久住先生はあくまで推測だが、
菌が多いからといって
全員が食中毒にはならない。
食当たりの原因は免疫力の
高さなど個人差が大きい。
腹痛や下痢を
起こしやすい人は要注意。
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水分をよくとる夏は
食中毒が起こりやすい!
久住先生は食事と一緒に水分を
たくさん飲むと、胃酸が薄まり、
食中毒が起きやすい。
胃酸は強い酸で
通常のばい菌は死滅する。
食事と水分は別でとった方が、
胃酸がばい菌を死滅させやすい。
ウェルシュ菌は酸素が嫌い。
カレーに菌が増えやすいのは、
酸素に触れづらく、
熱がこもりやすいから。
大量に作ったカレーの保存法は、
ジップ付き袋に平たくして
小分けにし、手で触れるくらいに
冷めたら冷蔵庫に入れる。
島本先生は、再び温める時は
食べる分だけにして、残ったものは
2~3日以内に食べる。
ルーだけを作って、揚げたり
蒸した野菜をのせると、
今の時期は良い。
飲みかけのペットボトル
次の日飲んでも大丈夫?
飲みかけのペットボトル
最も雑菌が増えたのは、麦茶。
緑茶、オレンジジュース、
水と続き、スポーツ飲料だけは
始めに口を付けた時よりも
減少していた。
久住先生によると、
大麦に含まれる炭水化物が
雑菌の栄養になり増殖した結果、
麦茶が最も雑菌が増えた。
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