今回は10月2日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
特徴的な形の建物
屋根が左右対称
水色部分はプール?
衛星写真で見つけた奈良県の
ポツンと一軒家を目指し、
最寄りの集落から捜索開始。
最寄り集落に倒着。
広い集落で立派な家が
いっぱいある。
お父さんを発見。
衛星写真を何度も見直して、
突然気が付いた目指す
ポツンと一軒家はいのうえ
さんの家しかないと断言。
ところが、変わった形の
屋根を見ていのうえさんの
家じゃないかも知れないと
迷ってしまう。
目指すポツンと一軒家は
普段、人の住んでいない
どこかの会社の保養所。
だが、そこから1.5㎞先に
いのうえさんの家があるという。
かつて数世帯が住んでいた集落に
1軒残った家に林業と植木屋さんを
生業とする60歳のいのうえのぶゆきさん
が夫婦2人で暮しているらしい。
本人に連絡を取ってくれて、
取材交渉成立。
捜索再開。
きのこの館と言う所を
通り過ぎて、
保養所の確認すると
入り口が閉鎖されていた。
保養所から1.5㎞走った先の
ポツンと一軒家に辿り着く。
突然やってきた捜索隊を
2人揃って快く迎えてくれた
ポツンと一軒家のあるじ
いのうえのぶゆきさん60歳と
奥さん62歳。
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先ほどの保養所の植栽を管理
されているのぶゆきさんによると、
保養所は定期的に社員や家族が
宿泊しているという。
プールのように見えた青色の部分は、
草が生えないようにコンクリートに
ペンキを塗ってあるのだそう。
この辺りは元6軒の集落で、
本家は空き家になっている。
そこから分家して、
ここへ家を建てた。
本家の土地が30町歩くらいある。
31年前に後継ぎだった兄が
亡くなり、次男ののぶゆきさんが
大阪から奈良に一家でUターン。
麓の集落に家を借りて、
そこから山に通って
実家の林業を手伝った。
その後、両親が亡くなって
空き家になっていた実家に
7年前、夫婦2人で移住。
代々、受け継いできた
母屋は築135年。
のぶゆきさんの曽祖父が
明治20年位にここへ分家して
家を建てた。
その時に母屋だけ建っていて、
父親が嫁さんを迎えた時に
1軒建てて、その横は
物置小屋に使っていたが、
今は老朽化が進んで
床板が腐食してしまった。
2人で住むには広すぎる家は、
お掃除が大変!
のぶゆきさんの亡父が
30年前に建てた離れには
立派なご仏壇がある。
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亡父から家業の林業を継ぎ、
今も山を管理するのぶゆきさん。
この日は造園業の仕事で麓の
得意先へ向かうが、
奥さんも一緒に現場へ。
のぶゆきさんは一度、
木に挟まって粉砕骨折を
してしまった過去が。
今はリハビリをして徐々に
良くなってきたが、奥さんも
ついて行くようになる。
初めは見ているだけだったが、
今ではのぶゆきさんにとって
仕事の相棒になっている。
夫の骨折後、手の届かない
高い枝の剪定は奥さんが
代わりに行っている。
暇を見つけてはこまめに
村墓を掃除する。
これから先、先祖が
一生懸命作ったものを
自分の代で放っていくのは
辛いので居れるだけ居りたい。
奥さんもこの土地になれたら
離れたくない、主人以上に
私の方が愛着があるという。
山を開拓した先祖に感謝し、
亡兄にかわって実家を守ってきた
のぶゆきさんと山奥の暮らしに
最初はとまどい夫を支え続けた
妻がいた。
息子が家を継いでくれる
希望もうまれていた。
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