今回は3月10日放送の

チコちゃんに叱られる!

Don’t sleep through ife!

なんで車掌さんは

あのしゃべり方なの?

を振り返ってみたいと

思いますので

宜しくお願い致します。

 

何も考えないで、

のほほんと暮していると

チコちゃんに叱られますよ。

 

 

なんで車掌さんは

あのしゃべり方なの?

 

詳しく教えて下さるのは

日本最大手の車内放送装置

メーカー 設計部統括部長

山本聡先生。

 

山本先生によると、

そもそもさんが

耳にしている電車の

車掌さんのアナウンスには、

車内放送装置というのが

使用されているという。

 

その車内放送装置が、

広く普及したのは約70年前。

 

そのきっかっけは、

1951年に発生した

列車火災事故。

 

当時の列車には

車内放送装置がなく、

避難する乗客を安全に

誘導することが出来なかった。

 

そのため、車掌からの声を

確実に乗客に届ける車内放送装置の

整備が必要となった。

 

1960年代には多くの列車に

車内放送装置が配備されていき、

緊急時だけでなく停車駅の

アナウンスにも使用されるように。

 

しかし、電車の走行中はレールと

車輪がこすれる音など、どうしても

騒音が発生してしまう。

 

そのため、普通の声で

アナウンスしても騒音に

かき消されてしまい、乗客

あまり聞こえないという

問題が発生。

 

 

   

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そんな中、生まれたのは

車掌さんが独特の話し方。

 

鼻にかかったような

車掌さんのしゃべり方は

実は騒音の中でも

聞き取りやすい。

 

聞き取りやすさの

違いを生むのは、

音の周波数。

 

つまり、音の高さの

違いだった。

 

普通のしゃべり方の

アナウンスは、電車の

騒音に埋もれてしまっている。

 

一方、車掌さん独特の

しゃべり方は騒音を超える

高い成分の音は騒音に

埋もれず、たちの耳には

際立って聞こえる。

 

この高い音の成分を

生み出しているのは、

鼻腔共鳴」という技術。

 

鼻腔共鳴とは、普通は

」という口の隙間を

通って出す声を より狭い

鼻腔」という鼻の隙間を

通して出す方法。

 

こうして生まれる

高音の成分が、

騒音の中でも

聞き取りやすい。

 

いつ、誰が始めたかは

はっきりわかりませんが、

現場の車掌さん達が乗客

より聞こえやすいアナウンスに

なるように試行錯誤した結果、

科学的にも聞きやすい

しゃべり方に行き着いた。

 

 

接客のマニュアルには

独特な抑揚や言い回し、

話し癖を出さないと、ある。

※愛知環状鉄道の場合

 

 

   

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なぜ、独特なしゃべり方を

避けるルールを作ったのか?

愛知環状鉄道 運転部門責任者

によると、独特な言い回し・

極端なしゃべり方をすると

放送が聞き取りにくいと、

様からクレームを

頂く場合があるという。

 

放送装置の性能が

上がったことなどで、

普通のしゃべり方でも十分、

声が届くようになり、

鼻腔共鳴でアナウンスを

行っている車掌さんが激減。

 

会社として、あのアナウンスを

指導しているというところは、

取材した52社中0社。

 

だが、鼻腔共鳴による

アナウンスを行って

いる方もいる。

 

アナウンスの方法によらず、

すべての車掌さんが

目指しているのは、

お客様が聞き取りやすいように

心を込めて伝えること。

 

 

騒音を避けるため

 

 

   

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