今回は、8月6日放送された
カズレーザーと学ぶ。
夏休み特別企画
科学者の間で一番アツい!
タコとイカの新事実
を振り返っていきたいと
ますので宜しくお願いします。
同志社大学 ハリス理化学研究所
専任研究所員 桝太一さんによると、
そもそもイカタコというのは、
大きくいうと軟体動物で、
イカタコは二大巨頭。
圧倒的な知能と個性を
持っている。
タコ研究の第一人者で
著書も多数出版している
琉球大学 理学部教授
池田譲先生と、
イカ研究のホープ
慶應義塾大学
自然科学研究教育センター
杉本親要先生が対決。
知性
9つの脳を持ち
腕で思考するタコ
自制心を持ち
朝食を我慢できるイカ
池田先生によると、
タコの足は0本で
腕としての使い方を
している。
タコの神経細胞は
頭に2億、腕に3億個ある。
それ故、タコには
9つの脳があるとも
いわれている。
タコの場合は神経細胞が
腕にも分散し、中央の脳で
コントロールしないでも、
腕の1本1本が独立して
考えてエサを探したり、
危険を察知したりできると
考えられている。
タコの吸盤には味覚がある。
細い腕は感覚が繊細。
杉本先生によると、
イカは我慢できる。
2021年のケンブリッジ大学の
研究で、エサ場Aには
すぐにエビのかけらが出る。
エサ場Bには待つと、
生きたエビが出る。
イカにこれを
トレーニングさせると、
イカはシステムを理解し、
エサ場Bに最長2分10秒待てた。
待てば出てくるという
未来を予測できる。
チンパンジーや犬は
できるようだが、
無脊椎動物の中では
イカが初めて。
自制心
→無脊椎動物ではイカのみ
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さらに、別の実験で
Aのイカは朝ごはんに
カニをあげて、夕ごはん
にはエビをあげる。
Bのイカは朝ごはんに
カニをあげて、夕ごはん
には時々しかエビが出てこない。
そうすると、Aのイカは
朝ごはんのカニを食べないで、
エビを待つ結果に。
イカが自制するのは、
イカもタコも寿命が
1~2年で効率性を
高めたいことが1つ。
池田先生によると、
タコは学習能力が高い
というのが、古くから
知られている。
タコに赤いボールを
アタックしたら、
エサをあげるということを
訓練すると学習して、
他にボールがあっても
赤のほうをアタックする。
学習したタコを横で見ていた
タコはそれを見てるだけで、
赤いボールをアタックしたら
いいんだと学んじゃう。
リスクも観察学習できるかも!?
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イカには社会性がある
タコは単独で生きるが多いが、
イカは群れで生活する。
その中で社会を築いている
のではないか!?
杉本先生が沖縄の海に
潜って撮影したを
よくみると、みんなと
違う方向を向いている
イカがいた。
それが、見張り役に
なっているんじゃないか?
社会の中で役割分担がある!?
杉本先生はイカをたくさん飼い、
1匹ずつ蛍光塗料を注射し、
色のパターンで個体を
見分けられるようにした。
そして、どのイカと
どのイカが交流しているかを
観察すると、社交的な個体が
いたり、内向的な個体もいた。
社交的な個体を群れから
取り出すと、
エサを取りに行く場面で
ソワソワしだしたり、
敵が出てきたら異常に
ビビったりする。
社交的なイカが
リーダー役?
リーダー的なイカを失った
群れでは、別のイカが社交性を
見せ始めて新たなリーダー的な
役割を担うのだそう。
研究したイカはその後、
先生が食べたそうで、
社交的と内向的なイカの
味を比べたら、社交的な方が
おいしかったのだそう。
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