日々感じている『ストレス』が
命を脅かすキラーストレスになるかも?

 

突然自宅で胸が苦しくなり、病院に運ばれる?

 

仕事を失い新たな職場を探している中、
血圧が高くなった。

 

それはストレスの影響だった?

 

血圧が高くなると心臓に負担が掛かり悪循環になる。

 

NHKの世論調査で
仕事にストレスを感じることがある』と
84%の人が答えているというが、
ストレスを軽く考えてはいけません。

 

ある条件が重なると、命を奪う病
キラーストレス』になることがわかった。

 

NHKスペシャル シリーズ
キラーストレスの内容について振り返ります。

 

 

   

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鍵を握るのは?

がん』それはストレスが遺伝子を操り、
がんの増殖』させるしくみや、
ストレスが細菌を刺激して
突然死』を引き起こす事もあるという。

 

鍵を握るのは『』。

 

ただ、狭い場所にいるだけでも『ストレス』なる。

 

キラーストレスの解明を研究しているワシントン大学では、

ストレスの体への影響を調べる実験として、

ライトに煌々と照らされた中に被験者を立たせて、

面倒な計算をさせ、態と威圧的な態度をとり、精神的重圧をかけ、

ストレスを与える。

 

この時、脳の中央に近い場所にある

アーモンドのような形をした『 扁桃体』は、

恐怖や不安などを感じた時に活動する場所で、

ストレスを受けた時に最初に

反応する脳にある 扁桃体で、

そこから始まった反応が体全体に広がります。

 

扁桃体が働くと複数の場所が活発に活動し、

扁桃体から指令を受けた『副腎』は

ストレスホルモン』を分泌します。

 

ストレスホルモンは心拍数を増やして血液を固まりやすくし、

自律神経を興奮させ、血管を絞めて血圧を上昇させます。

 

 

   

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ストレス反応は命をつなぐ為の体の機能だった?

ストレスをきっかけに 扁桃体が受けた様々な体の反応を、

ストレス反応』と言います。

 

狩猟をしていた時代は天敵だらけで、戦ったり逃げたりしないと、

生きていくことが難しかった。

 

その時に威力を発揮したのが『ストレス反応』で、

心拍数が早くなったり、血圧が上がるのは瞬時に体を動かせるように、

全身の血の巡りをよくするための仕組み。

 

血液が固まりやすくなるのは、怪我をした時にすばやく知を止める為、

ストレス反応』は祖先が命をつなぐ為に進化させた体の機能なんだそうです。

 

天敵がいなくなった今、襲われる危険はなくなったが、

体の中では恐怖や不安を感じる反応の仕組みは残ったままで、

天敵に働いていたこのしくみが精神的重圧を感じた時に働くようになりました。

 

これが現代人の体の中で起こっている『ストレス反応』になります。

 

 

 

 

単なるストレスがどうやって命を脅かすのか?

仕事に追われて、睡眠不足の上に精神的ダメージを受ける出来事は、

(複数のストレスによって病の原因となり、)死の危険に陥る。

 

複数のストレスが重なると『キラーストレス』になります。

 

一つのストレスだけだと、ストレス反応はすぐおさまりますが、

複数のストレスになると副腎から分泌されるストレスホルモンが

とめどなく溢れ、体内に大量に蓄積し、心拍数の増加・

血圧が異常に高くなり、その上昇に耐えられず、大動脈が破裂すると

死につながります。

 

血管が脳で破裂すると『脳出血』になる。

 

キラーストレスが、心臓に深刻なダメージを与える

メカニズムも明らかとなった。

 

心臓を動かしている筋肉の血液が途絶えると、心臓は動けなくなる。

 

これは、自律神経の異常が関係する。

 

複数のストレスが重なると、末端血管の神経をしめつける自律神経が

興奮状態になり、誤って心臓の筋肉の血管までしめ上げてしまいます。

 

ストレスホルモンが心拍数を増やすように働き、自律神経は心臓の

筋肉の血管を締め上げる、真逆の反応が同時に起こった時に、

心不全を招く可能性もあるようです。

 

ストレスは警告なしに心臓発作を引き起こし、心不全を引き起こし、

ストレス反応の暴走が起こると体が破綻する。

 

 

   

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がんとストレス

キラーストレス』が人の命を奪うのは、心臓や脳の病気だけでなく、

日本の死亡原因1位の『がん』もストレスが掛かった時に、急速に進行する

メカニズムもわかってきたそうです。

 

免疫に関わる遺伝子に『ATF3遺伝子』が『がん細胞』の増殖を食い止めます。

 

ATF3遺伝子は普段、OFFの状態になっているが、ストレスホルモンが増え、

免疫細胞を刺激するとONになる。

 

ONになると、がん細胞の攻撃をやめ、ストレスホルモンが減るとATF3遺伝子が

OFFになり、再び攻撃を開始する。

 

しかし体の中のストレスホルモンが多い状態が続くと、ずっとONになったままで、

がん細胞の増殖に歯止めが掛からなくなる。

 

慢性的にストレスを抱えていると、免疫そのものを変えて、

がんを悪化させる引き金になるようです。

 

 

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NHKキラーストレス②
ストレス診断 引き起こす病気と対策法は?