NHKで放送されたキラーストレス特集の
まとめ3回目になります。
2回目から間があいてしまいましたが、
よかったら見ていってください。
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ストレスからうつへ
2015年12月に労働者50人以上の事業所を対象に、
ストレスチェックの義務化が始まりました。
目に見えないはずのストレスがどのようになっているのか?
ある方は、クレーム対応係の仕事をしていた為に、
4年間の間クレームの対処をし罵倒されて、
笑えなくなりやがて鬱病になってしまったそうです。
ストレスは誰にでもあるものでそのメカニズムは、
ストレスホルモンの中で注目されている
『コルチゾール』であり、これは脳にたどり着き
吸収されるそうですが一定の量を越えて増え続けると
脳の一部を破壊してしまいます。
アリゾナ州立大学では、ストレスに長くさらされると、
脳はどうなるか?実験しました。
ネズミを金網の中に超時間閉じ込め
ストレスを与えた所、脳の記憶や感情を司る
『海馬』を構成する神経細胞が蝕まれ、
突起が目立って減少している事がわかりました。
今こうした海馬の損傷がうつ病の発症になるのでは?
と指摘されているといいます。
うつ病の人の脳は、感情に関わる海馬が萎縮して、
隙間が出来ているそうです。
健康な人でもストレスが重なって、その状態が
持続すると、ストレスホルモンが脳を傷害して
それが強くなっていくとうつ病のような症状が
出てくる可能性があるようです。
立て続けのストレスに休む間もなく反応するので、
ストレスホルモンを出し続けなければなりません。
社会で長時間労働が長く続き睡眠が取れない、
慢性的にストレスホルモンが過剰になっている、
過去の時代にはない絶え間ないストレスが
コルチゾールの過剰な分泌を引き起こし
脳を破壊していきます。
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状況悪化のもうひとつのしくみとは?
それは『記憶』と『想像力』
○上司の厳しい叱責で大きなストレスにさらされる
こうした状況に置かれた時、上司が居なくなった後も
叱られた事を思い出したり、明日も怒られるのでは?
と想像したりしますが、その度に脳はストレスを感じて
ストレス反応を起こします。
目の前の現実だけでなく、過去や未来について
考えてしまう事を『マインド・ワンダリング』といいます。
マインド・ワンダリングは私達の生活する時間の
多くを占めています。
ハーバードが2250人を対象に行動心理調査で、
目の前の事を考えていないマインドワンダリングが47%
をしめたという。
人間があれこれ考えるのは、将来の計画をする為。
しかしその間ストレス反応が続いて、
どんどん脳を蝕み、心の状態を悪くする。
頑張るストレスが強くなると
心臓血管系など『体』に反応(アドレナリン)
我慢するストレスが強くなると
落ち込み・不安など『心』に反応
(コルチゾールが出る)
マインド・ワンダリングがとまらなくなると
だんだん落ちていく。
インターネットの普及にも関係する。
テキスト情報を読むだけで思考が
回転し、色々と考えてしまう事で
海馬は、うつ病・認知症の大きな原因にも
かかわります。
ストレスに強い、弱い
ハーバードによる、子供の頃に
強いストレスを受けた人の脳が、
30年後どのような影響が現れたかを調査
したところ、『扁桃体』に変化が見られた。
子供の頃に受けたストレスが強いほど
大人になって扁桃体が大きくなります。
扁桃体が大きいと小さなストレスにも反応し、
些細な刺激で反応してしまうと、扁桃体の指令で
ストレスホルモンをどんどん出してしまいます。
小さい頃の体験が、大人になってからの
ストレスの感じ方・受け止め方にも影響します。
生育環境遺伝(体質)
生活習慣
考え方の癖
自分の状況に満足していられる人が
ストレスにつよいんだそうですよ。
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まとめ
へぇ、ストレスチェックの義務化だそうで、
えっ?職場ではやってないと思っていたら
労働者50人も居なかったw
そうですよね、ちょっと暇ができると
余計な過去・未来を考えてしまいますもんね、
納得です。
うつや認知症にならない為にも、
自分の状況に満足できる人に
ならないといけませんね。